【G大阪】宇佐美、Vアシスト!緩慢守備を反省でまるで別人 スポーツ報知 8月23日(日)7時3分配信

◆J1第2ステージ第8節 G大阪1―0清水(22日・万博記念競技場)

何度もボールに襲いかかり、危ない場面ではゴール前をしっかりと固めた。1―0で勝ち切り、第2S8試合目で初の完封勝利。ここまで7試合で12失点と 崩壊していた守備が粘りを発揮し、長谷川健太監督(49)は「全員が勝利のためにハードワークしてくれた。大きな勝利」とうなずいた。

前節(16日)のF東京戦では、守備の甘さが1―2での敗戦につながった。第2Sに入ってここまで7試合12失点という現実、指揮官は守備意識の変化 を、今週のミーティングで強く求めた。すると前半4分、FWパトリックが最前線で激しい守備をみせてボールを奪い、DF藤春の決定的なシュートにつなげる など、守備から試合のペースを掌握。前半31分、左MFの宇佐美からDFラインの裏へ走ったFWパトリックへスルーパスが通り、これをブラジル人FWが決 めて先制点を奪った。

先制アシストの宇佐美は、前節F東京戦の後半13分にカウンターを受けた場面、ボールを運ぶ相手MF米本を追いかけたが中盤であきらめ、失点の一因をつくった。この試合では、何度も体を張ったスライディングをみせるなど別人に。

一方、攻撃では決定機を決め切れず、日本代表での3試合を含めて公式戦は7試合無得点。「守備も続けながら、攻撃の起点となって、点も決め切れれば。左 サイドMFとして成長の階段を上るきっかけになればいい」。ノーゴールだけに満足した様子はみせなかったが、確かに勝利に貢献したエースの姿があった。

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