【U―17W杯】ベスト16敗退の日本代表が帰国。森山監督が語った収穫と課題

ブラジルで行われたU―17W杯でベスト16敗退となった日本代表が9日、成田空港に帰国した。1次リーグでは優勝候補のオランダを3―0と撃破するなど首位で突破したが、決勝トーナメント1回戦でメキシコに0―2と敗戦。2大会連続してベスト16で敗れ、MF中田英寿らを擁した1993年大会、MF南野拓実、中島翔哉らが出場した2011年大会以来の8強進出はならなかった。

森山佳郎監督(52)は悔しさをにじませつつ、収穫と課題を口にした。「これまで(課題だと)指摘されてきたGKの部分では、日本が1番レベルが高い状況だった」と全4試合に先発したGK鈴木彩艶(17)=浦和ユース=らGK陣を高く評価。「積み上げてきたGKやフィジカルのプロジェクトは、成果が出てきている」と、育成年代から取り組んできた強化策に手応えを感じとった様子だった。

一方で課題は「9番(ストライカー)の存在。パスコンビネーションだけじゃなく、個人でターンしてシュートする力が必要。攻撃は狭い局面を打開する質を、もうワンランク高めていかないと」と語り、悔しさを味わった選手たちのさらなる成長に期待した。来季C大阪入団が内定しているFW西川潤(17)=桐光学園=は、1次リーグで2得点とエースとしてチームをけん引したが、メキシコ戦では不発に終わり「ゴール前の質が個人的に足りなかった。できなかったことを見つめなおして、将来に向けて取り組んでいきたい」。無得点に終わったFW唐山翔自(17)=G大阪ユース=は「どんな試合でも点を取れる選手にならないと。ゴール前だけじゃなく、遠い位置からも狙える選手になりたい」と語っていた。

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