【森保ジャパン最新序列|DF&GK編】冨安の代わりは植田。初招集のCBふたりの位置づけは?

権田はスタメン争いを一歩リードした。
11月6日、カタール・ワールドカップ・アジア2次予選のキルギス戦(11月14日/アウェー)とキリンチャレンジカップのベネズエラ戦(11月19日/パナソニックスタジアム吹田)に向け、日本代表メンバーが発表された。キルギス戦には23名が招集され、ベネズエラ戦には9名を入れ替えて臨む。ここでは、その合計32名における最新の序列を検証する。今回はGKとDFだ。

――◆――◆――
【GK】
◎権田修一(ポルティモネンセ/ポルトガル)
〇シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/ベルギー)
△川島永嗣(ストラスブール/フランス)
△中村航輔(柏)

◎=レギュラー候補 〇=有力 △=バックアッパー

これまで、カタール・ワールドカップ・アジア2次予選の3試合で先発した権田が、序列の一番手だろう。第3戦のタジキスタン戦ではチームを救う好セーブを見せて評価を上げ、スタメン争いを一歩リードしている。

次点は所属クラブで出場機会を得ているシュミットで、A代表の経験値が高い川島が続く。3月シリーズ以来の招集となる中村は、久々のチャンスでアピールしたいところだ。

吉田とCBでコンビを組むのは植田だろう。
【CB】
◎吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
◎植田直通(サークル・ブルージュ/ベルギー)
△畠中槙之輔(横浜)
△三浦弦太(G大阪)
△荒木隼人(広島)
△進藤亮佑(札幌)

◎=レギュラー候補 〇=有力 △=バックアッパー

最終ラインの軸だった冨安健洋(ボローニャ)が10月のモンゴル戦で負傷し、現在も離脱中のため、同月のタジキスタン戦でも代役を務めた植田が序列を上げた。

植田が出場したタジキスタン戦は無失点で終えたが、冨安の事例を踏まえれば、不測の事態には備えたいだろう。森保監督は荒木と進藤を初招集し、「新たな日本代表の戦力として、戦術等々の理解をしてもらう活動にしたい」と言及。森保体制で招集歴がある畠中と三浦も含め、バックアッパー4人はチャンスを活かしたいところだ。

【右SB】
◎酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
〇安西幸輝(ポルティモネンセ/ポルトガル)
△室屋 成(FC東京)

【左SB】
◎長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
△佐々木翔(広島)
△車屋紳太郎(川崎)

◎=レギュラー候補 〇=有力 △=バックアッパー

右の酒井と左の長友が、SBでは日本のトップランナーであることに変わりない。両サイドをこなせる利便性が魅力の安西も、10月のモンゴル戦で酒井に代わって途中出場したように、今はあくまでベンチスタートの位置づけだろう。

酒井、長友、安西はキルギス戦のみの招集となるため、ベネズエラ戦で残るSBは室屋、佐々木、車屋となる。森保体制の初陣となった2018年9月のコスタリカ戦と同じ3人だが、その当時の先発は右SBが室屋、左SBが佐々木だった。約1年以上が経った今、車屋が序列を覆せるか注目したい。

リンク元

Share Button