【J1ベストイレブン】6発大勝の広島から東京五輪世代MFを今季2回目のMVPに!浦和の橋岡大樹も高評価!|28節

森島は得点だけでなくチャンスメイクでも存在感

 J1リーグは、10月4日・5日・6日に各地で28節の9試合が行なわれた。ここでは、今節の試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介する。

 神戸を相手に6得点の大勝を飾った広島では、東京五輪世代のMFが2ゴールを奪うなど、高パフォーマンスを見せた。

森島司は66分に、FKのキッカーを務めると、見事なコントロールショットで貴重な追加点。後半アディショナルタイムにも、トドメの一撃となるチームの6点目を奪った。得点だけでなく、持ち味の鋭いドリブルで果敢に仕掛け、何度もチャンスメイクをした、才能あふれる22歳のホープを13節以来2度目のMVPとした。

さらに広島からは、チームを勢いづける先制点など、2得点を奪った稲垣祥も選出している。

大量5発の快勝でダービー敗戦の鬱憤を晴らしたG大阪からは、アデミウソンと倉田秋をセレクト。前者は攻撃を牽引し、チームの3点目を奪取。後者はハードワークを怠らず、質の高いプレーで存在感を発揮した。

また、前半だけで4得点を挙げて、湘南に完勝した川崎からは、3得点に絡む活躍を見せた阿部浩之と、空中戦では負け知らずで、ヘディングから先制ゴールも呼び込んだ谷口彰悟を選出した。

そのほか、技ありのシュートで試合を決定づけた横浜の仲川輝人。豪快な決勝点を決めた浦和の橋岡大樹。CBで安定感のあるラインコントロールを見せた鳥栖の高橋秀人。鹿島を首位浮上に導く決勝点をマークした犬飼智也をチョイス。GKには、クロスやコーナーキックに対する適切な対応で無失点勝利に大きく貢献した、松本の守田達弥を配置している。

【今節のベストイレブン】の採点&寸評

【今節のベストイレブン】
GK
1 守田達弥(松本) 7 ●3回目
前半途中からはピンチの連続だったが、クロスやコーナーキックへの対応が素晴らしく、余裕を持ってキャッチしてみせた。無失点勝利に大きく貢献した。

DF
5 谷口彰悟(川崎) 7 ●3回目
空中戦を制し、相手の基準点をつくらせず。ヘディングから先制ゴールも呼び込んだ。

36 高橋秀人(鳥栖) 7 ●3回目
センターバックとして安定感とラインコントロールでチームを支えた。決勝点のきっかけとなるヘディングにリーダーの自覚を見た。

39 犬飼智也(鹿島) 6.5 ●3回目
6分には最高のタイミングでゴール前に飛び込み、決勝点をマーク。後半は守備も堅く、今節のベストイレブンに選出。

MF
15 稲垣 祥(広島) 7 ●2回目
タイミングの良い動き出しから、クロスに合わせて2ゴール。スタジアムを盛り上げるとともに、チームを勇気づける貴重な得点を挙げた。

27 橋岡大樹(浦和) 7.5 ●2回目
前半終了間際に興梠慎三への正確なピンポイントクロスでアシストし、後半は豪快なシュートで決勝ゴール。清水の松原后とのマッチアップでは完勝。

8 阿部浩之(川崎) 7 ●2回目
先制点に絡んだほか、絶妙なスルーパスで2点目を演出。自らも背後に抜け出し、3点目を仕留めた。

10 倉田 秋(G大阪) 7 ●3回目
試合が拮抗していた時間帯に、貴重な先制点をもたらし、チームを勢いづけた。ダービーで負けた悔しさを一番感じていた選手なだけに、ハードワークを怠らず、質の高さも伴っていた。

THIS WEEK MVP
14 森島 司(広島) 7.5 ●4回目
スピードに乗ったドリブルで幾度も相手を振り切ってチャンスメイクをするだけでなく、直接FKも含め2得点の大活躍だった。

FW
23 仲川輝人(横浜) 7 ●4回目
3トップの右で先発。味方と連動したアグレッシブな動き、裏取りの巧さをいかんなく発揮し、相手オウンゴールの先制点を誘う。終盤、技ありシュートで勝利を決定づける2得点目。

9 アデミウソン(G大阪) 7 ●初選出
前半に自らで得たPKは失敗したが、その後も攻撃を牽引。絶妙なクロスで倉田秋の先制点をお膳立てしただけでなく、2点目にも絡む。試合を決定づけたヘディングシュートも見事だった。

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