G大阪・藤春、2カ月半ぶりJ1復帰即フル出場「やれてよかった」

明治安田J1第26節最終日(14日、G大阪1-0鳥栖、パナスタ)1-0でG大阪が勝利。リーグ7戦ぶりの勝ち点3で12位に浮上した。この試合でDF藤春広輝(30)が第17節の松本戦以来、約2カ月半ぶりにJ1復帰。フル出場で勝利に貢献した。

倒れるほど走り込んだ復帰戦を終え、藤春は率直な心境を口にした。

「正直(J1復帰までの)時間も短くて、走れんのかなと思いましたけど…やれてよかった」

松本戦で負った左足趾(ひだりそくし)骨折からおよそ2カ月半。先週7日にJ3熊本戦で復帰戦に臨んだときは前半45分のみの出場だった。それからわずか1週間。J1の舞台で90分、10・815キロを走り抜いた。

宮本監督も「フルでは難しいだろうと考えていた。正直、あと1週(調整する)時間があればというところだった」とスクランブル気味だったフル出場。疲労もあって最後は倒れこんだが、MF倉田とのコンビで数度左サイドをえぐった。

「上から(試合を)見ていていろんなことを考えたし、試合に出たいなと思っていた。復帰はうれしいです」

復帰で4バックの左SBが埋まり、布陣の選択肢にも幅ができた。残り8試合となったリーグ戦。これまで貢献できなかった悔しさも両足に込め、藤春が左サイドを切り裂く。

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