【G大阪】不振の宇佐美、“裏天王山”で先発復帰か「どんな状態でも自分が引っ張る」

14位と低迷するG大阪の元日本代表FW宇佐美貴史(27)が、14日の鳥栖戦(パナスタ)で公式戦3試合ぶりに先発復帰する可能性が高まった。ベスト4進出を決めたルヴァン杯準々決勝のF東京戦(4、8日)では、21歳以下の選手を先発にひとり加えるというレギュレーションもあって2試合とも先発落ち。しかし敗れればJ2とのプレーオフ圏に転落する可能性もある16位・鳥栖との“裏天王山”を前に「どんな状態でも自分がチームを引っ張っていくと思っています」と強い決意をにじませた。

今夏の復帰後、リーグ戦は6試合に先発出場して得点はわずか1。その間チームは5分け1敗と未勝利が続く。本人も「突破してシュートまでもっていくとか、自分自身で攻撃を完結させるところが個人的には出てこなかった。相手に怖さを与えるプレーが、なかなか出せなかった」と、かつてのような切れのあるプレーを取り戻せていないことを自覚している。

しかし宮本恒靖監督(42)は「今週は(調子が)上がってますよ。明日の試合はやってくれると思います」と復調の気配を感じ取った様子。宇佐美本人は「思ったより(状態が)上がっていない感覚の中で、試行錯誤はずっとしてきました。今週、いい状態になっているかどうかは個人的にはわからないですけど、努力は常に続けてきた。なるべく早く自分に(成果が)返ってくることを願っています」と話した。ドイツでの3年間、十分な出場機会をつかめなかったことでさび付いた感覚を呼び覚まし、残留争いに片足を突っ込んでいるチームを救うことができるか注目が集まる。

リンク元

Share Button