【G大阪】高江弾は幻に…VAR初導入でゴール取り消し

◆JリーグYBCルヴァン杯 準々決勝 第1戦 G大阪1―0F東京(4日・パナソニックスタジアム吹田)

この準々決勝からJリーグの公式戦では初めて、映像で主審の判定を補助するビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入された。G大阪―F東京で適用され、G大阪MF高江麗央(21)のシュートが一度は得点と認められたが、取り消しになった。川崎は名古屋に2―0で先勝。鹿島は浦和を3―2で振り切り、札幌は広島に3―2と競り勝った。第2戦は8日に4試合が行われる。

導入初日のVAR発動で、ゴール判定が覆った。G大阪1点リードの後半6分、MF高江の強烈シュートを、F東京GK林が手ではじくと、ボールはゴールライン際で弾んだ。山本雄大主審が得点と判断し、電光掲示板は2―0に。だが、F東京側が完全にラインを割っていないと主張。ビデオ映像確認で約3分間の中断の末、ノーゴールとなった。試合後、林は「僕的には入っていないと思ったが、VARが入っているし委ねればいいかなと思っていました」と話し、得点取り消しになった側のG大阪の宮本恒靖監督(42)も「みんなクリアにできるので、端的に良かった」と振り返った。

会場には、Jリーグの公式映像で9台のカメラが設置され、うち8台がVARに使われた。この試合では、ゴールライン上に設置されていなかったことから、Jリーグの原博実副理事長(60)は「来年から(J1で)本格的に導入するには、よりクリアに分かるようしないと。予算の問題もあるが、最も重要なところなので、(設置は)必要だと思います」とコメント。8日の第2戦後、この日の試合も含め、検証するという。

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