【J1展望】2ndステージ・7節|FC東京-G大阪|東アジアカップ出場組が味スタで競演。最大の注目は森重vs宇佐美か SOCCER DIGEST Web 8月15日(土)17時0分配信

FC東京――カウンターのキーマンはN・バーンズ。G大阪――“リーベル・ショック”を払拭できるか。

J1リーグ2ndステージ・7節
FC東京-ガンバ大阪
8月16日(日)/18:00/味の素スタジアム

FC東京
2ndステージ成績(6節終了時):6位 勝点10 3勝1分2敗 8得点・6失点
年間成績(23試合終了時):3位 勝点45 14勝3分6敗 32得点・24失点

【最新チーム事情】
●前節の甲府戦で戦列に復帰し、好パフォーマンスを見せた東が、G大阪戦でも4-4-2システムの左MFで先発出場の見込み。
●太田が右大腿二頭筋長頭肉離れで戦線離脱(全治約3~4週間)。SB は前節と同じく右が松田、左が徳永になるだろう。
●前田と2トップを組むのは、2戦続けてN・バーンズか。ただ、甲府戦にFWとして途中出場した河野もコンディションは上向きだ。

【担当記者の視点】
正GKの権田(オーバートレーニング症候群)、アンカーの梶山(左足負傷)、FWの石川(左膝靭帯損傷)、さらに左SBの太田(右大腿二頭筋長頭肉離 れ)と主力に怪我人が相次ぐなか、前節は甲府に完封勝利。権田の代わりに先発出場した榎本が試合終盤に阿部拓の決定的なシュートを右手一本で防ぐなど、要 所を締めた戦いぶりで6位に浮上した。

このまま上昇気流に乗るには、覇権争いのライバルであるG大阪をホームで叩きたい。オーガナイズされた守備をベースに相手の攻撃を食い止め、カウンター から首尾よくゴールを奪えれば理想的だろう。ディフェンスでは、東アジアカップで日本代表のキャプテンを務めた森重のパフォーマンスに期待がかかる。

攻撃面では、前節に続きスタメンが予想されるN・バーンズに注目したい。裏に抜け出すスピードが一級品のオーストラリア代表FWが、スペースを上手く突いてターゲットマンの前田とともにゴールに迫りたいところだ。

ガンバ大阪
2ndステージ成績(6節終了時):8位 勝点9 2勝3分1敗 11得点・10失点
年間成績(23試合終了時):4位 勝点41 11勝8分4敗 35得点・23失点

【最新チーム事情】
●11日のスルガ銀行チャンピオンシップは0-3とリーベルに大敗。
●リーベル戦は井手口、二川らが状態の良さをアピール。
●リーベル戦欠場の宇佐美、東口、丹羽、米倉もFC東京戦に照準を合わせて調整。
●遠藤は3試合連続ゴール中でJ1通算100得点まであと2ゴール。

【担当記者の視点】
第2ステージの6節終了時点で8位と中位に沈んでおり、ここまで苦戦を強いられている。FC東京戦に向けて不安要素も少なくない。11日のスルガ銀行 チャンピオンシップ・リーベル戦はホームで0-3と完敗。代表組の数人が欠場したとはいえ、南米王者に圧倒的な実力差を見せつけられた形で、“リーベル・ ショック”が尾を引く可能性もある。

また東アジアカップに6人が招集され、なかでも3試合に出場した宇佐美のコンディションは気がかり。スルガ銀行チャンピオンシップの出場は見送ったものの、勤続疲労でパフォーマンスが低下する懸念もある。

第2ステージは毎試合失点が続いており、先制後にあっさり追いつかれる展開も少なくない。守備の安定化を図りながら、2トップの個を活かす戦い方ができ るか。キーポジションは攻撃的MF。細心のバランス感覚が求められるなか、倉田&大森のふたりが攻守両面で存在感を発揮できれば、流れは自然とG大阪に傾 くはずだ。

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