【G大阪】採点&寸評…宮本監督、勝負所での遠藤投入が機能
◆明治安田生命J1リーグ第19節 G大阪1―0清水(13日、パナスタ)
G大阪は試合終了間際にMF矢島慎也(25)が奪った決勝ゴールで、清水に1―0と勝利した。前節はF東京に3失点を喫して敗れたが、この日は試合前に宮本恒靖監督(42)が「もう1回守備の粘り強さであったり、厳しさというところに立ち返ろう」と声をかけ、7試合連続ゴール中だった清水FWドウグラスも封じて完封勝利。後半は途中出場のMF遠藤を中心としたパス回しで圧倒し、最後は後半途中からインサイドハーフに入った矢島が、G大阪での初得点でゴールをこじ開けた。
以下は採点&寸評
宮本恒靖監督【6・0】
守備を再整備し、納得の完封勝利。勝負所での遠藤投入も機能した。
GK〈1〉東口順昭【7・0】
相手の狙いを外すビルドアップ、安定したキャッチングと完璧な出来だった。
DF〈5〉三浦弦太【6・5】
危ない場面に何度も登場。シュートを打たれても、必ずコースは限定していた。
DF〈19〉金英権【6・0】
時折集中力を欠いたプレーもみせるが、立ち上がりのピンチを防いだプレーは大きかった
DF〈27〉高尾瑠【6・0】
縦パスのセンスには目を見張る。対人の強さが出てくればなおよし。
MF〈8〉小野瀬康介【6・0】インサイドハーフで守備の強度発揮。サイドでも中でも、仕事ができる柔軟性は頼もしい。
MF<34>福田湧矢【6・0】
抜ききらずとも中に効果的なボール供給。プレーの幅を広げつつある。
MF〈10〉倉田秋【6・5】ミスが少なくハイレベル。攻めても守っても、必要不可欠な選手。
MF〈21〉矢島慎也【7・0】
技術は裏切らない。決勝ゴールはややダフり気味も、きっちりサイドネットにコントロール。MOM。
MF<38>中村敬斗【6・0】
ボールが足についついたドリブルは、1対1では簡単に止まらない。あとはシュートを決めるだけ。
FW〈16〉黄義助【6・0】
ラストマッチでもスタイルを貫いた。ゴールへと一直線に突き進むプレーが、欧州でどこまで通用するのか楽しみ
FW〈40〉食野亮太郎【6・0】周囲を見て間で受けるプレー、強引にボールを運ぶプレーを使い分ける。あとはシュートを決めるだけ。
途中出場
MF〈7〉遠藤保仁【6・5】フリーの味方にパスを出すのではなく、フリーの味方をつくるパス。熟練の技。
FW〈9〉アデミウソン【5・5】
ゴール前で繊細さに欠ける。一方で思い切りにも欠ける。ウィジョが去る今、状態が心配。
MF<28>高宇洋【―】時間短く採点なし