【G大阪】ボルドーへ移籍の韓国代表FW黄「本当に感謝してもしきれない」

◆明治安田生命J1リーグ第19節 G大阪1―0清水(13日、パナスタ)

フランス1部・ボルドーへの移籍が内定したG大阪の韓国代表FW黄義助(26)が、チームメート、そしてサポーターへの感謝の気持ちを語った。後半43分にMF矢島慎也(25)が奪った決勝ゴールで勝利すると、試合後には選手たちが念願の欧州挑戦に向かう黄を胴上げ。シーズン途中での移籍、しかも公式発表前にも関わらず、サポーターからも大声援で送り出され「自分は韓国人選手にも関わらず、こんなに応援してくれたのは、本当に感謝をしてもしきれない」と目を潤ませた。

17年夏に韓国・城南FCから加入した黄は、デビュー戦の7月29日・C大阪戦で初ゴール。18年には苦しいJ1残留争いを強いられる中、6試合連続を含む16ゴールをマークし、J1残留に大きく貢献した。「きょうは試合に臨むにあたって、来た時から最後を振り返ってみたんですけど、いい形で終われてよかった。デビュー戦でもセレッソ戦でゴールを決められましたし、きょうはゴールは決められませんでしたけど、勝利で終われてよかった」とG大阪での2年間を振り返った。

何度もチームを救う貴重なゴールを挙げてきた黄を、チームメートも笑顔で送り出した。MF倉田は「とりあえずシュートがすごい。なかなか、あそこまで振り切れる選手はいない。今年ももうちょっといいボール出せば、もっと決められたと思う。パスがこなくてイライラした時期もあったと思うけど、文句は一切言わなかった。スタメンから外れた時も。そういうところもすごいなと」と評した。欧州での目標を問われた黄は「FWなので、たくさんのゴールを記録したい。自分も頑張るので、G大阪もっと上にいけるように願っています」とエールを残し、愛し愛されたチームメート、サポーターに別れを告げた。

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