白熱の“大阪ダービー”はG大阪に軍配!GK東口が好守連発、リーグ8試合ぶり勝利で最下位脱出

明治安田生命J1リーグは18日に第12節が行われ、パナソニック・スタジアム吹田ではガンバ大阪セレッソ大阪の“大阪ダービー”が行われた。

3月の第4節川崎フロンターレ戦(1-0)以降、リーグ戦7試合で2分5敗と苦しみ、最下位に位置するG大阪。復調のきっかけを掴むためにも絶対に勝利が欲しいダービーマッチで、宮本監督は3バックを採用した。

対するC大阪は、2試合連続クリーンシートで連勝中。しかし、今季加入してチームの攻撃をけん引していた都倉が右膝前十字靭帯損傷、右膝外側半月板損傷により全治8カ月の重傷。長期離脱を余儀なくされた。負傷の都倉に代わり、ロティーナ監督は高木とブルーノ・メンデスの2トップを起用した。

試合はダービーらしく、序盤から激しい展開となる。C大阪は10分、高木が抜け出して完全にフリーとなったが、守護神・東口が見事な対応でシュートをセーブ。対するG大阪は13分、相手のパスミスを拾ったファン・ウィジョがGKとの一対一を迎えたが、こちらも守護神キム・ジンヒョンがファインセーブ。白熱する中、両GKが試合を引き締める。

20分過ぎからは徐々に落ち着き、両チームがボールを回す時間が増える。両チームともゴール前に侵入するが、決定機には至らない。その後は中盤の駆け引きが続いたまま、無得点で前半を折り返す。

後半序盤はC大阪のチャンスが続く。49分、ロングスローから高木がヒールで合わせたが、GK東口がここも好セーブで防ぐ。その直後、ロティーナ監督は高木を下げてソウザを投入した。

しかし、先制したのはG大阪だった。55分、ビルドアップで右サイドにボールを運ぶと、高尾の縦パスを受けた高江が反転して倉田にラストパス。背番号10はボックス内で豪快に右足を振り抜き、ニアハイを打ち抜いた。宮本監督も大きなガッツポーズを見せている。

劣勢のC大阪は、70分に藤田に代えて柿谷を投入する。対するG大阪は、倉田に代えて今野を投入。36歳の大ベテランに、試合を閉めることを託す。77分、清武の粘りから柿谷がボックス内でシュートを放ったが、ここもGK東口がキャッチした。攻めなければならないC大阪は79分に水沼に代えて田中を投入し、交代枠を使い切る。直後のFKからチャンスが生まれたが、G大阪の決死のブロックの前にネットを揺らせない。

G大阪は80分、矢島に代えて遠藤を送り出す。中盤2枚を遠藤&今野の大ベテランに変更し、逃げ切りを図る。その後はクロスボールはGK東口が安定したキャッチを見せるなど、決定機を許さず。結局試合はこのまま終了。ホームの大歓声を受けたG大阪が1点を守りきり、C大阪を下した。

リーグ戦8試合ぶりに勝利を挙げたG大阪は、勝ち点を11に伸ばして一気に14位に浮上。最下位を脱出した。一方連勝が「2」でストップしたC大阪は、勝ち点14のままで11位に位置している。

■試合結果
G大阪 1-0 C大阪

■得点者
G大阪:倉田(55分)
C大阪:なし

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