【J1採点&寸評】鳥栖3-1G大阪|MOMは2得点に絡んだクエンカ!ガンバは軒並み低評価に 5/11(土) 19:07配信

鳥栖――1ゴール・1アシストの原川を高く評価。

[J1リーグ11節]鳥栖 3-1 G大阪/5月11日/駅スタ

【チーム採点・寸評】
鳥栖 6.5
クエンカを中心にアグレッシブに攻め込み、3ゴールをゲット。全選手が球際を激しく戦ってルーズボールもよく拾い、守備強度も高かった。

【鳥栖|採点・寸評】
GK
18 高丘陽平 6
積極的にビルドアップに関わった。62分には食野のミドルを好セーブし、ハイボールのキャッチングも安定していた。

DF
13 小林祐三 6
ディフェンスでの奮闘ぶりは悪くないものの、攻撃参加に乏しく、存在感はあまりなかった。

36 高橋秀人 6
的確なポジショニングでカバーリングに徹した。ファン・ウィジョに最終ラインの裏を突かれることもしばしばあったが、素早い反応で防いだ。
3 高橋祐治 6.5
気持ちのこもったディフェンスで、対峙したファン・ウィジョをハードマーク。攻撃時のCKも含め、エアバトルの強さも光った。

2 三丸 拡 6
集中力を切らさず、自身のサイドを打開された回数は数える程度。欲を言えば、オーバーラップをもっとしても良かったか。

MF
4 原川 力 7
ボランチでゲームメイクし、16分にはCKからクエンカの先制ゴールをアシスト。相手GKが届きそうで届かない、実にピンポイントなボールだった。運動量を落とさず、終盤にはゴール前でこぼれ球を押し込んでダメ押し点も挙げた。

6 福田晃斗 6
豊富な運動量と厳しいチャージで、中盤の守備力を強化。キャプテンマークを巻くに相応しい、献身的な働きぶりだった。

鳥栖――先制点を決めたクエンカに最高点。

MF
41 松岡大起 6
ファウルになってしまう回数も多かったとはいえ、激しいプレッシングは称えたい。スルーパスなどプレー精度を高められれば、なお良かったが。

MAN OF THE MATCH
7 イサック・クエンカ 7.5(90+1分OUT)
16分、CKからヘディングで先制弾。GKの後ろに立ってフリーになった神出鬼没な動きは、面白いアイデアだった。さらに72分には、左サイドを突破し、クロスで相手のハンドを誘発してPKをゲット。2ゴールに絡み、文句なしの最高殊勲者だ。

FW
11 豊田陽平 6.5(85分OUT)
前線からのプレスを怠らず、身体も張った。72分にはPKで1ゴールを奪った。

44 金崎夢生 6(67分OUT)
アグレッシブにゴールを狙い、ドリブルでも攻撃を活性化させた。だが、52分に訪れたGKとの1対1はモノにしたかった。

交代出場
MF
14 高橋義希 6(67分IN)
中盤でハードワークに徹し、チームに活力を与えた。クローザーとしての役割を全うした。

FW
9 フェルナンド・トーレス 6.5(85分IN)
終盤に左サイドからカットインし、シュートは相手にブロックされたものの、こぼれ球が原川につながって3点目に絡んだ。

DF
24 安在和樹 6(90+1分IN)
リードした終盤に投入され、前線からのプレスで貢献した。

監督
金 明輝 6.5
ベンチに置いたF・トーレスを途中から投入し、勢いを加速させて3点目をゲット。狙い通りのゲームプランで勝点3をもぎ取った。

G大阪――3失点を喫した東口は……。

【チーム採点・寸評】
G大阪 4.5
攻撃で上手く連係できず、奪った得点は食野の個人技による1ゴールのみ。守備ではルーズボールを相手に何度も拾われ、3失点を喫した。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 4.5
背中にいたクエンカのマークをつかせることもなく、セットプレーで憶測を誤って失点。味方との連係などで、先制点は防ぎようがあっただろう。

DF
14 米倉恒貴 5(77分OUT)
マッチアップしたクエンカに翻弄された印象。マークの受け渡しも含め、ゲーム中に改善をしたかった。

13 菅沼駿哉 5
厳しいディフェンスは評価したいが、クリアを味方につなげられるようなクオリティの高さはない。イージーなミスでピンチを招くことも数回あった。

19 キム・ヨングォン 5
競り合いで強さを発揮し、ハイボールをことごとく跳ね返した。だが、フラストレーションを溜めた44分の警告は、非常にもったいない。

22 オ・ジェソク 5.5(71分OUT)
1対1で負けることは少なく、守備は安定していた。左サイドからの攻撃参加は相手に止められた。

MF
15 今野泰幸 5.5
中盤のバランスを意識し、上手くバイタルエリアを埋めていた。だが、ホームで後押しを受ける相手の方が、よく動き回ってルーズボールを拾っていた。

10 倉田 秋 5.5
ボランチで攻撃を組み立てていたが、無難なプレーに終始した。パスよりドリブルで運ばれた方が、よっぽど相手は嫌だったのではないか。

7 遠藤保仁 5(HT OUT)
敵の激しいチャージに苦戦し、パスミスなどによるボールロストが目についた。

G大阪――最前線のファン・ウィジョは抑えられていた。

8 小野瀬康介 5.5
随所に魅せるテクニックとアイデアは見応えがあった。とはいえ、そのプレーがチャンスにつながったとは言い難い。

9 アデミウソン 5.5
29分、ゴール前でチャンスを得たものの、シュートは枠の外。終盤のハーフボレーもバーを直撃してしまった。

FW
16 ファン・ウィジョ 5
裏への抜け出しやポストプレーで起点を作ろうと試みたものの、相手DFに抑えられた。ストレスを溜めて50分には不用意なイエローカードをもらってしまった。

交代出場
FW
40 食野亮太郎 6(HT IN)
62分、左サイドからカットインし、強烈ミドル。終盤にはドリブルで複数の相手DFをかわし、見事なシュートを叩き込んだ。

DF
24 黒川圭介 5(71分 IN)
終盤に左サイドを駆け上がってクロスを上げたものの、味方と合わなかった。

MF
21 矢島慎也 ―(77分IN)
シンプルなパス捌きを見せたが、流れを変えることはできなかった。

監督
宮本恒靖 5
食野の個人技で1点を奪ったとはいえ、攻撃面の連係を構築できていなかった。4-2-3-1の布陣にしたが、ファン・ウィジョが孤立するシーンもしばしばあった。

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