【G大阪】採点&寸評…大敗の広島戦 なぜ元日本代表MF今野は出場しない?

◆明治安田生命J1リーグ ▽第6節 広島3―0G大阪(6日・エディオンスタジアム広島)

G大阪はアウェーで広島に0―3と完敗した。前半2分、広島MF柏に先制点を許すと、同7分には同MF柴崎にミドルシュートを決められて2点差に。その後はスペースを消してきた広島の堅守を崩せず、MFアデミウソンが個人技で打開しようとしたが、こじ開けられず。後半40分にダメ押しの3点目を奪われた。

試合直後、G大阪の宮本監督はロッカーで緊急ミーティングを実施。そのため、通常はアウェー側から行う監督会見が、この日は先にホーム・広島の城福監督から行われた。ミーティング後、会見に出席した宮本監督は「心の部分というか、自分たちはタイトルを獲ったことがあるというチームだというような、心の隙があるように思える」と厳しい表情をみせた。ミーティングでは選手から「練習から甘さがある」「もっとチーム内で言い合うことが必要」などと声が上がり、大敗をきっかけにこれまで目を背けていた問題点が浮き彫りになってきた。

日本代表GK東口、DF三浦、韓国代表DF金と現役代表の守備陣を擁しながら、開幕から6試合で15失点。この日は4失点を喫した前節・神戸戦と同じスタメンで、中盤で抜群のボール奪取力を誇る元日本代表MF今野は、この日もベンチ入りしたが、出番はなかった。指揮官は今野を起用しない理由を「コンディション面」と説明。数々の問題を抱えるチームをどう立て直すか。宮本監督の手腕が問われる状況になってきた。

以下は採点と寸評

宮本恒靖監督【4・0】前半途中に20歳MF高を代えるなど策は打ったが結果は出ず。早くも正念場

GK〈1〉東口順昭【5・0】失点シーンはノーチャンス。見せ場はほぼなかった

DF〈4〉藤春広輝【4・5】オーバーラップを警戒され、持ち味を出せなかった

DF〈5〉三浦弦太【4・0】攻守ともに物足りない出来。日本代表が屈辱の途中交代

DF〈13〉菅沼駿哉【4・5】前への強さは見せていたが…

DF〈19〉金英権【4・5】DFリーダーとしての存在感を求めるのは酷なのか

MF〈7〉遠藤保仁【5・0】ポゼッションはした(させられた?)中で、違いを見せることはできなかった

MF〈8〉小野瀬康介【4・5】スリップと判断ミスで1失点目に絡む。攻撃でもスペースがないと生きなかった

MF〈10〉倉田秋【5・0】アクションは起こした数少ない選手。しかし決定機に決められず

MF〈28〉高宇洋【4・5】引いた相手に攻撃面でくさびを打てず。前半途中の交代も致し方なし

FW〈9〉アデミウソン【5・5】攻撃の中心。ファウルで止められたが常に脅威だった

FW〈16〉黄義助【5】局面で体は張ったが、スペースを見つけられなかった

交代

MF〈21〉矢島慎也【4・5】惜しいシュートはあったが、引いた相手に苦しんだ

MF〈14〉米倉恒貴【5】三浦と変わって右サイドバックに入り、泥臭さを感じさせた数少ない選手だった

FW〈39〉渡辺千真【―】時間短く採点なし

リンク元

Share Button