【J1採点&寸評】清水2-4G大阪|ガンバ2トップが出色の働き! 遠藤&今野の熟練コンビ、清水は中村を高評価

清水――助っ人DFがミス連発で足を引っ張る結果に…

[J1リーグ2節]清水2-4G大阪/3月2日/IAIスタジアム日本平

【チーム採点・寸評】
清水 5
58分までは自分たちのサッカーを表現できていたが、2失点目から個人のミスで自滅。その後もミスが連鎖したのは残念。

【清水|採点・寸評】
GK
13 六反勇治 6
4失点したが味方のミスによるものが多く、シュートも厳しかった。逆に決定機を止めた好セーブも目立つ。

DF
28 立田悠悟 6
4失点はマイナス要素だが、3バックの中央から右に移って積極的な前へのチャレンジを見せ、攻撃参加から先制点をアシスト。

3 ファン・ソッコ 5.5
マイナスのクロスへの対応に課題を残したが、個人としてのミスは少なく、攻撃の起点として積極的な攻撃参加を見せた。

33 ヴァンデルソン 4.5
ホームのデビュー戦だったが、大きなミスで2失点に絡み、パスミスも目立って残念な印象に。

27 飯田貴敬 5.5(70分 OUT)
攻撃では何度か見せ場を作ったが、裏のケアなど守備で緩い面があり、自分のサイドからチャンスを作られた。

MF
7 六平光成 5
ケガから復帰してリーグ戦では1年半ぶりの出場。球際の強さなど攻守に良い面も見せたが、ミスも目立ち、それが失点にもつながった。

25 松原 后 5.5
攻撃に出ていく回数を増やし、周囲と連携しながらチャンスを作ったが、守備では小野瀬を止めきれず。

清水――中村が移籍後初ゴールで存在感

MF
30 金子翔太 5.5(86分OUT)
中盤の形が変わって運動量が求められたが、そこは持ち味を発揮して攻守に奮闘。ただ、攻撃であまり効果的な仕事ができなかった。

17 河井陽介 6
ボランチからひとつ前に上がってハードワークを続け、勘所を心得たプレーで攻守に貢献。

FW
20 中村慶太 6.5(78分OUT)
慣れない2トップながら少し下がって攻撃の起点を作り、タイミングの良いサイドチェンジでチャンスを演出したうえで移籍後初ゴール。清水の中ではMOM。

23 北川航也 5.5
パフォーマンス自体はかなり高く、自力で決定機も作ったが、決めきれなかったことだけが減点材料。

交代出場
FW
9 鄭 大世 5.5(70分IN)
自身の35歳の誕生日で気迫を見せ、得意のヘッドで惜しい場面も作ったが、流れは変えきれず。

MF
8 石毛秀樹 6(78分IN)
4-4-2に変更後の左MFとして出場し、攻守に運動量を増やした。FKをバーに当てて2点目を演出。

MF
34 滝 裕太 6.5(86分IN)
苦しい展開の中、プロ2年目でリーグ戦初出場。効果的な絡みはあまりできなかったが、デビュー戦でプロ初ゴールを決めた。

監督
ヤン・ヨンソン 5.5
3-5-2への布陣変更は攻撃面でプラス効果を生んだが、守備ではバイタルエリアにスペースができ、マイナスのクロスへの対応も改善できなかった。

G大阪――ベテランが熟練の技で攻守に貢献

【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
選手同士の距離感やパス回しが徐々に良くなり、後半は高い位置でボール奪取とカウンターが冴えて一気に3得点。2トップの力も光った。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
2失点はしたが、ポジショニングやクロス対応が安定し、枠内シュートが多い中で危なげないセーブを続けた。

DF
4 藤春廣輝 6.5
左サイドで倉田とともに主導権を握り、1点目をアシスト。走行距離、スプリント数とも両チームを通じてトップに。

5 三浦弦太 5.5
大きな破綻はなかったが、北川の鋭い突破には手を焼いた。前に出てのインターセプトでカウンターの起点にも。

19 キム・ヨングォン 5.5
1対1の対応でやや不安定な面が見られ、枠内シュートを打たれる回数が多くなった。

22 オ・ジェソク 5.5
松原への対応に力を注いで攻撃参加は多くはなく、身体を張った守備も見せたが、1失点目はボールウォッチャーに。

MF
15 今野泰幸 6.5
ケガ上がりで今季初出場。幅広く的確なポジショニングをとりながら、遠藤との熟練コンビで攻守にリズムを作った。

7 遠藤保仁 6.5(80分OUT)
慣れ親しんだ今野とのコンビでやりやすさが増し、タイミングを計ったパスも冴えた。速いFKで3点目をアシスト。

G大阪――小野瀬が2戦連発! 2トップは計3得点の爆発ぶり

MF
8 小野瀬康介 6.5(85分 OUT)
精力的に動いてサイドからの突破を見せつつ、機を見て中に入り開幕から2戦連続弾となる同点ゴールを決めた。

10 倉田 秋 6
3枚になった清水の中盤の隙間にポジションをとりながら、シンプルにボールをさばいてチャンスを増やした。

FW
9 アデミウソン 7(83分 OUT)
前半は決定機を逃したが、後半は2得点を決め、味方を生かすパスも冴えた。2点目のヘッドはとくに見事な一撃。

16 ファン・ウィジョ 6.5
チャンスを決めきれない場面もあったが、カウンター時に能力の高さを発揮し、4点目のシュートは非常にハイレベル。

交代出場
MF
21 矢島慎也 -(70分IN)
終盤の守備を安定させつつ、カウンターにも参加し、惜しいミドルシュートも放った。

FW
39 渡邉千真 -(83分IN)
時間は限られたが、投入直後に惜しいシュートを放つなど抜け目ない動きで存在感を示した。

MF
25 藤本淳吾 -(85分IN)
前線で時間を作りながらアディショナルタイムにはカウンターからファンとの連携で決定機を演出。

監督
宮本恒靖 6.5
試合前から課題にしていた速攻と遅攻のバランスの改善を図り、ポゼッションでもカウンターでもG大阪らしさを発揮させた。

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