【J1採点&寸評】G大阪2-2柏|2得点のファン・ウィジョ、江坂に最高点「7」。同点弾演出のガンバ遠藤も高評価に!!

G大阪――パスで攻め崩すあるべき姿の一端は…

[J1リーグ4節]G大阪2-2柏/3月18日/吹田S

【チーム採点・寸評】
G大阪 6
立ち上がりは守備が機能せず立て続けに失点も、そこから上手く持ち直したところは評価できる。パスで攻め崩すあるべき姿の一端を見られたのは光明だろう。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
2失点したとはいえ、出来は悪くない。至近距離からのシュートを片手で防ぐなど、高度なセービング技術は随所に見られた。

DF
22 オ・ジェソク 6
動きを止めず、攻守をそつなくサポート。持ち前の球際での粘り強い守備も健在で、敵の突破を上手く阻んでいた。

5 三浦弦太 6
スピード勝負で分の悪さを見せつつも、対人や空中戦では安定感を示す。ラインコントロールも乱さなかった。
3 ファビオ 5.5
マークを剥がされ、背後を突かれた1失点目の対応はいただけない。時間の経過とともに持ち直したとはいえ、盤石とは言えなかった。

4 藤春廣輝 6(63分 OUT)
守備ではマッチアップした伊東の対応に手を焼く。ただ、致命的なミスは犯さず、攻撃に厚みをもたらす積極的なオーバーラップは好印象だった。

MF
15 今野泰幸 6
怪我から復帰し、今季初出場。試合序盤こそプレスが上手くハマらなかったが、その後は時折鋭いボール奪取を見せるなど、徐々にフィットした。

17 市丸瑞希 5(31分 OUT)
相手の圧力に戸惑い、中盤を突破されるシーンが目立つ。脚を傷めて前半途中に交代したこともあり、攻守ともインパクトを残せなかった。

G大阪――MOMは起死回生の同点ゴールを奪ったファン・ウィジョ

7 遠藤保仁 6.5
長短織り交ぜたパスと、的確なポジショニングで攻撃にリズムを生む。終盤に同点ゴールを演出するなど、状況判断に狂いはなかった。

FW
MAN OF THE MATCH
11 ファン・ウィジョ 7
サイドに止まらず、中央や前線にも顔を出しチャンスに関与して2ゴール。とりわけ、終盤に奪った起死回生の同点ゴールには大きな価値があった。

20 長沢 駿 5.5
守備にも献身的に働いたが、FWとしての仕事を果たせなかった。後半に何度かチャンスがありながら、すべてモノにできなかったのは悔やまれる。

39 泉澤 仁 6(63分 OUT)
ドリブルやキープ力を活かして攻撃の起点に。以前に比べて、味方との距離感も改善され、良いアクセントを付けていた。
交代出場
FW
38 中村敬斗 6(31分 IN)
市丸の負傷で交代出場も、ルヴァンカップに続くゴールとはならず。それでも、敵DFの嫌な位置でボールを受け、危険な匂いを漂わせていた。

MF
24 井出遥也 6(63分 IN)
味方と良い距離感を維持しながら、積極的に攻撃へ絡んだ姿勢は良かった。今後へつながる働きだったと言えそうだ。

DF
6 初瀬 亮 6(63分 IN)
攻守ともアグレッシブに働く。決定機にはつながらなかったが、何回か左サイドを突破し、クロスまで持ち込んだ。

監督
レヴィー・クルピ 6
初勝利とはならずも、前節の川崎戦に比べればポジティブな内容。交代策も含め、この試合に限って見れば、まずまずの采配だった。

柏――2失点もDF陣は及第点以上に

【チーム採点・寸評】
柏 6
前から圧力をかけて、効果的にチャンスを作ったオフェンス面の出来は評価に値する。一方で、2点のリードを守り切れなかった事実も看過できない。

【柏|採点・寸評】
GK
23 中村航輔 6
ビッグセーブこそなかったが、セービング、ハイボール処理ともまずまずの出来。最終ラインとの連係にも問題はなかった。

DF
13 小池龍太 6.5
攻撃の局面では、積極的に高い位置を取って伊東やクリスティーアをサポート。気の利いた働きを見せていた。

22 パク・ジョンス 6
最終ラインからのビルドアップ、対人守備ともに問題なく対応。スペースへのサポートもそつなくこなしていた。
5 中山雄太 6
ピンチの局面でも冷静に振る舞う姿は頼もしかった。左足からの正確なフィードやパスも健在で、総じて安定していた。

3 ユン・ソギョン 6
守備に重心を置いた後半は効果的な攻め上がりがなかった。ただ、全体的には大きなミスはなく攻守ともそつなくこなしていた。

MF
15 キム・ボギョン 5.5(81分 OUT)
積極的にボールへ関与していたが、インパクトを欠く。味方との連係も今ひとつで、パスを受けてもその後が続かなかった。

8 小泉 慶 6
中盤を幅広くカバー。力強い守備でピンチの芽を摘み取るだけでなく、タイミングを見計らい、敵陣バイタルエリアにも積極的に侵入した。

柏――技術と判断、動きの質が光った江坂に最高点「7」

7 大谷秀和 6(64分 OUT)
危ない場面では、ファウル覚悟の激しいチャージで敵の進撃を阻止。マイボール時では、丁寧なパス捌きを見せた。

FW
9 クリスティアーノ 5.5
ボールを持たせると怖さがあった反面、シュート7本は空砲に。この日は、ここぞの場面で精度を欠いた。

10 江坂 任 7
3人目の動きから決めた1点目、右足で狙い澄ましたシュートを突き刺した2点目ともに、技術と判断の良さが光る。動きの質も◎。

14 伊東純也 6.5
切れ味鋭い動きで全2得点に関与。スピードに乗ったドリブルを武器に、一瞬でDFをかわすプレーも脅威を与えていた。
交代出場
MF
37 細貝 萌 5.5(64分 IN)
ディフェンスに軸足を置き、粘り強く対応。それでも、勢いづきつつあった敵の反撃食い止めるまでには至らなかった。

FW
11 山崎亮平 ―(81分 IN)
リーグ戦では2試合続けて途中出場。守備で献身ぶりを発揮しつつ、チャンスと見れば果敢にゴールも狙った。

FW
19 中川寛斗 ―(83分 IN)
限られた時間ながらも、前線からのプレッシング、背後への飛び出しなど、求められたタスクは全うしていた印象だ。

監督
下平隆宏 6
意図する戦いを表現できていた一方、逃げ切りに失敗。内容は悲観するものではなかっただけに、終盤に追いつかれ勝点2を失ったのは悔やまれる。

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