中村敬斗、“悔しい気持ち”を糧に待望のプロ初得点「喜びが倍増した」

ガンバ大阪の2点リードで迎えた87分、待望の瞬間が訪れる。

JリーグYBCルヴァンカップ第2節、後半開始からピッチに立った17歳の中村敬斗は華麗なターンで槙野智章をかわすと快足を飛ばして相手ゴールへ突進。阿部勇樹との一対一を制し、右足でゴールネットを揺らした。4-1で浦和レッズを撃破し、昨年9月3日のヴィッセル神戸戦以来、およそ半年ぶりの勝利に貢献した。

中村にとって浦和は「悔しい」思いをした相手である。それは今年2月のトレーニングマッチでのことだ。

「キャンプの時に槙野選手とマッチアップをした時は何もできなくて、本当に悔しかった。ほとんどボールを触れないし、触ったら潰される。一回も前を向けなかった」

あれから約1カ月、日本代表レベルの守備を体感したことで意識が変わり、中村は確かな「成長」を遂げた。槙野をかわして決めたプロ初ゴールは「喜びが倍増した」という。

「この辺で決めないと自分のいる価値がなくなってしまう。シュートが武器と言っておきながら、なかなかゴールが取れていなかったので、しっかりと結果を残すことができて本当に嬉しく思います」

「A代表のレベルを感じてから、それを基準に練習してきた」という中村。「それが一歩つながった」記念すべきプロ初ゴールだった。

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