【J1採点&寸評】川崎 2-0 G大阪|川崎で輝いたのは古巣戦となったあのふたり。機能不全だったG大阪の面々は…

川崎――E・ネットは貴重な先制ゴールをゲット!

[J13節]川崎2-0G大阪/3月10日/等々力

【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
パスが乱れる場面もあったが、この日は攻→守への切り替えが早く、即座に相手からボールを回収。G大阪の単調な攻めにも助けられ、快勝を収めた。

【採点・寸評】 GK
1 チョン・ソンリョン 6
ピンチらしいピンチはなし。大きな仕事のないままGKとしては平穏な90分を過ごした。

DF
18 エウシーニョ 6(84分OUT)
高い位置を保ち、マッチアップした藤春の攻撃参加を牽制。家長、E・ネットらと連係しながら相手の守備のギャップを突いた。

5 谷口彰悟 6
通常は左SBを務める車屋と組みながら最終ラインをコントロール。長沢、アデミウソンらを上手く抑え込んだ。

7 車屋紳太郎 6
CBとして先発。冷静にG大阪の攻撃を撥ね返し、61分には際どいクロスをスライディングでクリアした

2 登里享平 6
40分には果敢なオーバーラップで相手PA内に侵入し、PKかと思われるシーンを作った。3日前のACLでゴールを決めていた男は状態の良さをアピール。

MF
21 エドゥアルド・ネット 6.5(73分OUT)
8分にはCKから一度はシュートを防がれるも、自ら拾って貴重な先制ゴールをマーク。テクニックの高さを随所で発揮した。しかし、後半途中にどこか痛めたのか交代となった。

10 大島僚太 6.5
パスを出して動く。シンプルながら効果的な動きで攻撃を活性化。守備意識も高く、55分にはチーム2点目の起点になった。

川崎――家長はゴラッソを叩き込む。

14 中村憲剛 6(75分OUT)
8分にCKからE・ネットのゴールを演出。その後はポジションを柔軟に変えながらパスを捌いた。

41 家長昭博 7
抜群のキープ力でボールを収め、的確に味方を活かした。ここ数試合同様、攻撃の牽引役となり、55分には左からのクロスに右足ダイレクトで合わせてゴラッソを決めた。

8 阿部浩之 6.5
古巣を相手に力強いプレーを披露。守備で奮闘しながら、攻撃面でも判断力の良さを見せて相手守備陣を揺さぶった。55分には好クロスで家長のゴールをアシスト。コンディションが上がってきた印象だ。

FW
11 小林 悠 6
裏への走り込みで攻撃に奥行きをもたらした。9分には中村のシュート性のクロスに飛び込むも決め切れず。それでも貢献度は低くなかった。

交代出場
MF
19 森谷賢太郎 6(73分 IN)
E・ネットのアクシデントを受けて緊急出場。ボランチとして守備に気を配りながら、FKでチャンスを演出した。得意の無回転ミドルも放った。

MF
16 長谷川竜也 6(75分 IN)
フリーランを繰り返し、ボールを呼び込んだ。83分には絶妙なクロスを送るも、ゴールには結びつかず。それでもキレキレのドリブルでスタジアムを沸かせた。

MF
25 守田英正 -(84分 IN)
クローザーとして登場。右SBとして泉澤のドリブル突破を食い止めるなど、完封勝利に寄与した。

監督
鬼木 達 6
車屋をCBで起用し、G大阪の攻撃に対応。90分を通して危なげなく試合を進め、今季2勝目を勝ち取った。

G大阪――遠藤&市丸の2ボランチは機能不全で及第点以下…。

[J1リーグ3節]川崎2-0G大阪/3月10日/等々力

【チーム採点・寸評】
G大阪 4.5
チームとしての完成度で明らかな差を見せつけられ3連敗。ボールを持っても単発なプレーに終わり、敵陣を崩す意識は終始感じられなかった。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 5.5
2失点ともシュートに反応できず、ゴールを見届けるしかなかった。持ち前の鋭いセービングは影を潜める。

DF
14 米倉恒貴 5.5
1列前の中村とのコンビネーションが不十分で、攻撃に厚みをもたらせなかったのは残念。縦に仕掛けるプレーをもう少し増やしたい。

5 三浦弦太 5.5
対人、空中戦で奮闘も、マッチアップした小林の捉えどころのない動きに苦戦。川崎のアタッカー陣には手を焼かされていた。

3 ファビオ 5.5
1対1の局面では、持ち前のフィジカルを活かした守備で対抗。一方で、マークを剥がされた際、背後を突かれると危うさを覗かせた。

4 藤春廣輝 5.5
前半から積極的に高い位置を取り、敵陣の左サイドをえぐりクロスを供給。守備時は、敵のボールホルダーへ激しくチャージする場面もあったが、家長をフリーにさせてしまった2失点目の対応にやや不安も感じさせた。

MF
17 市丸瑞希 5
自慢のパスセンスが鳴りを潜め、攻撃をコントロールできなかったのは悔やまれる。背後のスペースを活用されるなど、守備にも課題を露呈。

7 遠藤保仁 5.5
ツボを抑えたポジショニングや守備で中盤を支えたが、守備に追われる時間が長く、攻撃の局面ではあまり目立てなかった。

G大阪――前半でピッチを去った長沢は期待を裏切り…。

24 井出遥也 5(58分OUT)
ボールを受けてもマークを剥がせず、本領を発揮し切れていなかった。味方との距離感が悪く、孤立する場面があったのは気になった。

FW
38 中村敬斗 5.5(72分OUT)
リーグ初先発を果たすも、守勢を強いられたこともあり見せ場は限られる。前節の鹿島戦で見せたようなインパクトは残せなかった。

20 長沢 駿 4.5(HT OUT)
前線で上手くタメを作れず、ハーフタイムでピッチを去る。得意のヘッドでゴールを強襲する場面もなく、見せ場を作れなかった。

9 アデミウソン 5.5
左サイドハーフでプレーした前半、トップ下に移った後半とも、守備にエネルギーを注ぐ反面、肝心の攻撃面で輝くシーンが限られた。
交代出場

MF
39 泉澤 仁 5(HT IN)
左サイドで仕掛る姿勢は見せたが、敵に脅威を与え切れなかった。味方とのコンビネーションをもう少し磨きたい。

FW
11 ファン・ウィジョ 5.5(58分IN)
縦に深みを作るプレーは悪くなく、味方から積極的にパスを呼び込む動きに気迫も感じられたが、結果には結びつかず……。

MF
34 福田湧矢 5(72分IN)
試合の流れに入れず、守備の局面では後手に回る。劣勢を覆せるほどの可能性は示せなかった。

監督
レヴィー・クルピ 5
過去2試合から先発メンバーを変えても標榜する攻撃サッカーを体現できず、ついに3連敗。先行きに不安を残す1敗となった。

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