【G大阪】矢島が加入後初先発へ 遠藤、市丸との“トリプルパサー”

G大阪のリオ五輪代表MF矢島慎也(24)が、3日の鹿島戦(カシマ)で移籍後初先発することが決定した。

2日、チームは大阪・吹田市内で非公開練習を行い、アウェーでの一戦へ向けて出発。20歳MF市丸とダブルボランチを組み、試合をつくる役割が期待される新戦力は「こういうチャンスを生かしてポジションをつかまないと。勝つことで評価されると思う。色々考えるより、勝つことだけを意識する」と表情を引き締めた。

今季浦和から加入した矢島だが、2―3と敗れた2月24日のJリーグ開幕・名古屋戦(パナスタ)ではベンチスタート。ボランチのスタメンには、ルーキーの18歳MF福田が入った。しかし鹿島戦に向け、レヴィー・クルピ監督(65)は「つなぎ役としてプレーできる選手を使います。(矢島)慎也ですね」と先発起用を明言。ともにパサータイプの矢島と20歳MF市丸が、ダブル・ボランチを形成する見込みだ。

右足首痛を抱えて開幕戦を欠場した日本代表MF今野は、鹿島戦も間に合わず。チームに守備力が持ち味のMFがおらず、指揮官も「中盤のバランスが問題」とチームの課題を挙げている。中盤はトップ下に遠藤、ボランチに矢島、市丸と攻撃力が持ち味のパサー3人が並ぶ布陣となるが「(矢島)慎也は足もとの技術が高いし、パスも良いところを狙っている。生きるかどうかは、周りの動き出し次第」と遠藤。守備面の不安を補う攻撃力を見せられるかが、今季初勝利に向けた鍵になる。

<鹿島戦予想スタメン>

GK東口

DF米倉、ファビオ、三浦、藤春

MF矢島、市丸、遠藤、倉田、黄義助

FW長沢

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