日本代表MF井手口陽介「実力の差を見せつけられた」…欧州遠征をキッカケに海外移籍を決意

ガンバ大阪は4日、パナソニックスタジアム吹田にて日本代表MF井手口陽介の記者会見を行い、井手口がリーズ・ユナイテッド(イングランド2部)に移籍することを発表。同時に、井手口が今シーズン終了まで、クルトゥラル・レオネサ(スペイン2部)へ期限付き移籍することも明かされた。

井手口は記者会見で「僕自身、中学高校、プロを合わせて9年間このチームでお世話になってきて、このチームに入ってなかったら絶対今はないと思う。すごく感謝の気持ちはあるし、ずっとこのチームでプレーしてチームを勝たせる選手になってタイトルをいっぱい獲りたかったですが、更なる成長を求めて挑戦したいという気持ちがあったので、移籍することに決めました。すごく寂しいですが、『あいつ向こうに行ってよかったな』と言ってもらえるように、しっかり向こうでも1日1日大事にして活躍できるように頑張るので、引き続き応援よろしくお願いします」と語り、G大阪への感謝と、移籍先での活躍を誓った。

海外移籍を決めたキッカケとして井手口は、「世界のトップの選手たちと試合をして、実力の差というものを見せ付けられた。すごく自分も悔しい思いをした」と、昨年行われた日本代表の欧州遠征を挙げる。また、イングランドに移籍後、すぐにスペインへ期限付き移籍となるが、その点については「プレーはもちろんですけれど、コミュニケーションがもっとも大事になってくると思う。言葉は分かりませんけれど、向こうの人は明るいと思うので、言い方は悪いですけれど、ノリでやっていきたいです」と、前向きに話した。

井手口は福岡県出身の21歳。ガンバ大阪の育成組織からトップチームに昇格。2014年にJリーグ・アンダー22選抜のメンバーとしてリーグ戦初出場を果たす。その後、2015年にJ1リーグに出場すると、2016年にはJ1リーグ戦22試合に出場して4得点、2017年はJ1リーグ戦30試合に出場して4得点と、レギュラーの座を獲得する。

また、2017年6月7日には、日本代表デビュー。オーストラリア戦でゴールを挙げるなど、日本のロシアW杯アジア予選突破に貢献するなど、11試合に出場して2得点を挙げる活躍を見せた。

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