宇佐美、ガンバ救うV弾!東アジア杯でもゴール見えてきた サンケイスポーツ 7月26日(日)7時0分配信
明治安田J1第2S第4節(25日、ノエスタほか)G大阪は日本代表FW宇佐美貴史(23)の決勝点で4試合ぶりに勝利。神戸との阪神ダービーを制した。 宇佐美は東アジア杯(8月、中国)の日本代表に選出されてから最初の試合で見事な御礼弾。広島は横浜Mに快勝し、唯一の開幕4連勝で首位を守った。第1ス テージ覇者の浦和は名古屋に敗れ、2連敗。鹿島はFC東京を破って石井正忠新監督(48)の初戦を飾った。
嫌な雰囲気をエースが振り払った。3試合続けてリードを守れず白星を逃していたガンバが、宇佐美のゴールで勝利をつかみ取った。
「点を取ったら僕自身モチベーションが上がるし、チームにとってもそうだと思う。モチベーションを与えるという仕事を続けていきたい」
前半12分にMF遠藤のゴールで先制し、同24分には神戸DF相馬が一発レッドで退場。圧倒的に有利に立ちながら、前半ロスタイムに追いつかれるとなかなか勝ち越し点を奪えず、ここ3戦と同じ不穏な空気が漂い始めた。
迎えた終盤の後半32分だ。宇佐美が遠藤とのワンツーでペナルティーエリア付近に進入。ボールを受けると狙いすまして右足を振った。小さく曲がったボールは右サイドネットに突き刺さる、ここしかないというコースでゴールに吸い込まれた。
15日の名古屋戦では守備のサボりを指摘されて途中交代。長谷川監督からお灸を据えられたが「いくら守備で貢献しても、点を取れなくなるつもりはない。 自分は攻撃の選手。点を取ってナンボ」と信念はぶれない。横浜M、鳥栖戦と中2日で連続フル出場し、この日も中2日と厳しい日程ながら献身的に守備。長所 を消すことなく、進化し続けている。
ゴールを決めれば37戦負けなし(31勝6分)と不敗神話も継続。神戸戦は通算10戦12発としてキラー健在ぶりも示した。「このままノッていけれ ば」。海外組不在の8月の東アジア杯ではエースとしての活躍が期待される。どのユニホームを着ても、試合を決める存在であり続ける。