現代表はさながら“ガンバ・ジャパン”!? G大阪5人同時出場…J得点王の小林が太鼓判「やりやすい」
日本代表は12日のE-1選手権第2戦で中国に2-1と勝利し、第1戦の北朝鮮戦(1-0)に続いて2連勝、大会優勝に王手をかけて最終戦の韓国戦(16日)に臨む。中国戦の前半途中には、MF大島僚太(川崎フロンターレ)が負傷交代するアクシデントに見舞われたが、その結果ピッチに立つ11人中5人がガンバ大阪の所属選手となり、さながら“ガンバ・ジャパン”と化した。
中国戦で日本の先発メンバーに並んだのはGK東口順昭(G大阪)、DF昌子源(鹿島アントラーズ)、三浦弦太(G大阪)、山本脩斗(鹿島)、植田直通(鹿島)、MF大島僚太(川崎)、土居聖真(鹿島)、今野泰幸(G大阪)、FW倉田秋(G大阪)、小林悠(川崎)、伊東純也(柏レイソル)の11人。しかし、前半30分に大島が足を負傷して交代。急きょ投入されたのがG大阪のMF井手口陽介だった。
この瞬間、ピッチ上に東口、三浦、今野、倉田、井手口とG大阪勢が並んだ。GK東口に加え、センターバックの三浦、中盤の底に今野、インサイドハーフに倉田と井手口という配置で、1トップの小林悠を除いてセンターラインをG大阪勢が占めた。
まさにG大阪の面々がチームの屋台骨を形成する形となったなか、後半39分に先制点を叩き込んだ小林は「中盤のメンバーは凄くやりやすかった」と称賛。「1試合で監督が言っていた反省を今日のメンバーは修正してやれたと思う。まず背後を狙って、自分がつぶれたり、ヘディングでフリックしてチャンスもあった」と振り返った。
代表10試合目で初ゴールをマークした小林は「やっと決められたとホッとした」と安堵した様子だったが、G大阪勢のサポートは今季のJリーグMVP&得点王にとっても心強く映ったようだ。
「今日はやりやすかった。背丈はなかったですけど、技術の高い選手も多かったのでやりやすかった。自分は前でなるべく体を張ってボールを収めたり、ヘディングで勝ったりができていた」
16日の最終戦の相手は韓国。初戦で中国に2-2と引き分け、第2戦で北朝鮮に1-0と勝利し、勝ち点4の2位で首位・日本(勝ち点6)を追走する。2013年以来、2大会ぶりの優勝を目指すなかで、バヒド・ハリルホジッチ監督は日韓戦でもG大阪勢を多くピッチに送り込むのだろうか。