エース宇佐美が決勝ゴール! ガンバは神戸との接戦を制す theWORLD(ザ・ワールド) 7月25日(土)21時3分配信

10人で健闘した神戸

サッカーJ1は25日、2ndステージ第4節を各地で行い、ヴィッセル神戸とガンバ大阪が対戦した。

2ndステージ突入後、2勝1分けで2位に着ける好調のホームの神戸。今月柏レイソルから加入したFWレアンドロが先発し、前線でマルキーニョス、渡邊千真らと強力攻撃陣を形成する。

対するガンバは先日発表された東アジア杯に参加する日本代表メンバーにJ最多の6人を送り出すなど、有力選手を揃えるが、直近3試合で白星がない。復調のきっかけが欲しいこの試合では、宇佐美、東口、藤春、米倉といった代表メンバーが先発している。

試合序盤はホームの神戸が押し込んだ。6分にレアンドロの落としにマルキーニョスが反応してシュートを放つと、11分には森岡のパスを受けたレアンドロが振り向きざまに左足を振りぬいた。どちらもゴールとはならなかったが、新加入のレアンドロが前線で存在感を見せる。

しかし、試合を動かしたのはガンバだった。12分にペナルティエリアの手前でボールを受けた遠藤がGK山本海人の位置を確認し、即座に右足でループシュートを放つ。見事な弧を描いたこのシュートが決まってガンバが先制に成功した。

神戸は23分にアクシデントが発生する。ルーズボールにスライディングしたSB相馬がガンバの阿部と接触し、一発レッドカードを提示され、残り70分近くを10人で戦わなくてはならなくなった。これを受けて39分にSB安田理大を投入し、守備の穴埋めを行う。

厳しい展開となった神戸だが、前半終了間際に同点弾を挙げる。CKをファーサイドで構えていた渡邊が頭で落とすと、中央のDF増川が右足でシュート。これが決まって試合を振り出しに戻した。

接戦となったこの試合を制したのは、現在15得点で得点ランクトップを快走するガンバのエース、宇佐美だった。前半から幾度となくドリブルからシュートを 放つなど存在感を放った宇佐美は77分にペナルティエリア付近で遠藤の落としを受けると、右足で狙いすましたシュートを放ち、ガンバの2点目を挙げた。そ してこのまま、今季16ゴール目となる宇佐美の得点が決勝点になり、ガンバが勝点3を獲得した。

[スコア]

ヴィッセル神戸 1-2 ガンバ大阪

[得点者]

ヴィッセル神戸:増川(48)
ガンバ大阪:遠藤(12)、宇佐美(77)

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