G大阪 またまた後半に“悪夢”遠藤PK弾守れず痛恨ドロー スポニチアネックス 7月23日(木)7時0分配信

またまた勝ち切れなかった。8月11日のスルガ銀行CS出場のため、前倒しされたJ1第2S第6節、ホーム万博競技場での鳥栖戦に臨んだG大阪は、MF遠 藤保仁(35)のPKで先制しながら痛恨のドロー。2点リードを守れなかったここ2試合と同様の展開で3戦未勝利となった。23日にメンバー発表される東 アジア選手権(8月2日開幕・中国)で代表エースの期待もかかるFW宇佐美貴史(23)も無得点に終わった。

まさかの光景が、3たび繰り返された。前々節の名古屋戦、前節の横浜戦と2試合とも2点のリードを守れなかったG大阪が、またしても先制しながら痛恨のドロー。雨の万博にサポーターのブーイングが響き渡った。

夏場の中2日という過密日程で、前節からスタメン4人を入れ替えた一戦。前半39分、東アジア杯の予備登録メンバーに入り、初の日本代表を目指すMF倉 田の突破で獲得したPKを遠藤が決めて先制したものの、後半26分に落とし穴が待っていた。警戒していたロングスローの裏をかく相手の素早いスローインに 対応しきれず、クロスから同点弾を献上。鋭いパスや豊富な運動量で、攻守に抜群の存在感を放った倉田は「鳥栖は隙をつくのがうまいと分かっていたし、もっ たいなかった」と唇をかんだ。

後半37分のシュートがポストを直撃するなど、運にも見放されたエースFW宇佐美も「前の選手として、追加点を取れなかったことに責任を感じる」と悔し さあらわ。代表エースの期待もかかるストライカーは「優勝に向かってやり続ける」と視線を上げたものの、イラ立ちは隠せなかった。

連戦の疲労を考慮されて後半23分にベンチに退き、3分後に同点弾をベンチから見届けた主将の遠藤は「最後まで集中しないといけない。詰めの精度が必 要」と修正点を指摘。教訓が生かされていない現状に「同じ過ちを2度も3度も繰り返していたら、王者にはなれない」と語気を強めた。

夏の連戦で浮き彫りになった「勝ち切れない」という課題。早急に克服しなければ、第2ステージ優勝どころか、チャンピオンシップへの出場権が得られる年間勝ち点3位以内もおぼつかない。

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