【G大阪】長谷川監督「俺だけ逃亡するわけにはいかない」22年ぶり本拠5連敗も最後まで指揮

◆明治安田生命J1リーグ 第29節 G大阪0―1新潟(14日・市立吹田サッカースタジアム)

重症だ。G大阪は最下位・新潟に8年ぶりに敗れ、22年ぶり3度目となるクラブワーストタイのホーム5連敗となった。敵将の呂比須監督は、2011年にG大阪で指揮を執る予定だったが、指導歴が少なかったためセホーン監督の下でヘッドコーチになった。そのセホーン、呂比須体制は公式戦5連敗で早々に交代。そして同年、G大阪はJ2に降格した。因縁の相手に赤っ恥をかかされ、日本代表MF井手口は「今はやっていても楽しくない」と肩を落とし、DF藤春は「サッカー以前に、後ろから見ていて戦う気持ちが見えてこない」と指摘した。

10日のハイチ戦で3失点した日本代表GK東口が好セーブを連発した。視察したハリルホジッチ監督は「より良い状態になっている」と評価したが、奮闘も実らずリーグ戦では今季初の3連敗を喫した。追い打ちをかけるようにDFオが負傷交代し、数週間は離脱する可能性が出てきた。

9月7日に長谷川健太監督(52)の今季限りでの退任が発表されてから公式戦は2分け6敗。その間に全タイトル獲得の可能性が消えた。試合後は指揮官とクラブ幹部が緊急会談した。梶居強化部長は残り5試合の続投を明言し、今後は主力選手と面談するという。長谷川監督は「こんなに勝てないのは初めて。悔しいけど、俺だけ逃亡するわけにはいかない。最後まで戦う」と苦しい胸の内を明かした。

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