主力欠く両チーム…“大阪ダービー”は痛み分け/ルヴァンカップ準決勝第1戦

4日にJリーグYBCルヴァンカップ準決勝第1戦が行われ、セレッソ大阪とガンバ大阪の大阪ダービーは2-2の引き分けに終わっている。

ホームのC大阪は、リーグカップは3大会ぶりの参加。グループステージでは、4勝2分とBグループ唯一の無敗で2位に入り、今年から新設されたプレーオフステージに進出。2試合合計3-0で北海道コンサドーレ札幌を下してノックアウトステージ進出を決めた。準々決勝では浦和レッズと対戦。ホームで迎えた第1戦をスコアレスで終えると、第2戦でアウェイゴールを奪いベスト4入りを決めた。

準決勝はG大阪とのダービー。山口蛍と杉本健勇を日本代表に、守護神キム・ジンヒョンは韓国代表に選出されており、主力を欠いて臨むことになるが、ケガ明けで、徐々にコンディションを上げている清武弘嗣に注目したい。

一方のG大阪はAFCチャンピオンズリーグを戦ったため、ノックアウトステージから登場。準々決勝では、ヴィッセル神戸との関西対決を制して4年連続の4強入りを果たした。G大阪も日本代表に東口順昭、井手口陽介、倉田秋が、韓国代表にファン・ウィジョとオ・ジェソクを出しており、主力不在で大一番を迎えることに。ベテランの遠藤保仁と今野泰幸を軸にファイナルを目指す。

試合が動いたのは16分、遠藤のパスを受けた赤崎秀平がPA手前から右足を振り抜くと、これがゴールに突き刺さり、アウェイのG大阪が貴重な先制点を挙げる。

しかし23分、C大阪が反撃の狼煙を上げる。福満隆貴がリカルド・サントスへ縦パスを出すと、リカルド・サントスがPA手前からループシュート。これがGK藤ヶ谷陽介の頭上を越えてゴールイン。C大阪がすぐさま同点に追い付く。

追いつかれたG大阪は42分、右サイドから初瀬亮がアーリークロスを供給すると、赤崎が合わせたが、枠の上に外れてしまう。結局互いに1点を奪い合い、前半が終了した。

後半に入るとこう着状態が続く。前線からプレスをかけるG大阪に対して、C大阪はサイドからチャンスをうかがう。C大阪は70分、斧澤隼輝に代わって清武を投入すると、徐々にギアを上げていく。すると81分、その清武のFKから追加点が生まれる。清武が右足で供給したボールを木本恭生がバックヘッド。これが藤ヶ谷の上を越えて決まり、C大阪が逆転に成功する。

ホームで逆転したC大阪であったが、直後に失点。86分、初瀬がクロスを供給すると、フリーになっていた井出遥也がダイレクトで合わせて同点。

結局そのまま試合は終了し、第1戦は2-2の痛み分け。決勝進出が懸かる第2戦は、8日にG大阪のホーム・市立吹田サッカースタジアムで行われる。

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