ガンバ大阪、長沢駿が起死回生の同点ゴール…大宮は目前で白星逃す/J1リーグ第26節

■J1第26節 大宮 2-2 G大阪

大宮:マテウス(50分)、オウンゴール(73分)
G大阪:井手口(28分)、長沢(90+4分)

明治安田生命J1リーグ第26節が9月16日に行われ、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場では大宮アルディージャとガンバ大阪が対戦。試合は2-2の引き分けに終わった。

大宮はここ3試合で勝ちがなく、降格圏から抜け出せない状況が続いている。とは言え残留圏となる15位との勝ち点差はわずか1。前回対戦で0-6と大敗しているG大阪が相手となる今節だが、J1残留に向けては、相手に関わらず1試合たりとも落とせないのが現状だ。是が非でも白星を挙げ、熊谷に訪れたサポーターへ歓喜を届けたい。一方のG大阪は直近6試合でわずか1勝と、前半戦の勢いを失いつつある。代表でゴールを挙げたMF井手口陽介らがムードを変え、上位に迫っていけるかを占う一戦となる。

G大阪は20分、MF倉田秋が右サイドからクロスを供給。ファーサイドのMF泉澤仁が中央へ折り返すと、ゴール前に滑り込んだ井手口がシュートを放った。これはGK加藤順大のファインセーブに阻まれるも、28分に再び井手口。右サイドからの泉澤のクロスは相手に当たってしまうが、そのこぼれ球に井手口が反応。ペナルティエリア手前からシュートを放つと、相手DFに跳ね返ったボールがそのままゴールへと吸い込まれた。G大阪が幸先良く先制に成功。

大宮はMFマテウスが右サイドで躍動し、再三攻撃を試みたが、なかなか決定的な場面まではつながらなかった。両チームともに持ち味を発揮しながら、互いに集中力高く守って得点を許さない。前半は1-0とG大阪のリードで終了した。

後半はマテウスが左サイドに展開。すると50分、シンプルに前へ送られたボールが競り合いからゴール前へとこぼれる。そこへ左サイドから走り込んだマテウスが左足を一閃。これがゴール右上に突き刺さり、大宮が後半の早い時間帯に追いついた。

そこからは一進一退の攻防。特に大宮は早い展開からピンポイントの縦パスを多用し始め、G大阪ゴールを脅かしていく。そして73分に左サイドの好位置からFKを獲得した新潟。キッカーのFW大前元紀がゴールへ

向かう鋭いクロスを供給した。これはDFにクリアされるも、CKを獲得。このCKも大前が蹴り、ボールは正確な軌道を描いてゴール前へ。これをクリアすべくFW長沢駿が頭に当てるも、ボールはゴールへ吸い込まれてしまった。73分、オウンゴールで大宮がとうとう逆転する。

リードを許したG大阪は80分、MF遠藤保仁を投入。その遠藤が熟練のパスワークを披露し、G大阪のチャンスを演出していく。86分に遠藤のクロスから生まれた長沢のヘディングシュートはクロスバーを叩いてしまうも、キックの高い精度を見せつけるプレーとなった。

試合は5分間のアディショナルタイムに突入。大宮の勝利が目前に迫った90+4分、一瞬の隙を突いて長沢が同点ゴールを叩き込んだ。G大阪が土壇場で追いつき、2-2のドローという結果に。大宮にとっては勝ち点2を失った試合となった。

リンク元

Share Button