【G大阪】「太陽の塔」ユニホームでも攻撃陣は爆発せず、また0点

◆明治安田生命J1リーグ 第22節 G大阪0―2磐田(13日・市立吹田サッカースタジアム)

G大阪はケガなどで複数の主力を欠くなか、ホームで磐田に0―2で敗れた。最近の6試合で4度目の完封負けを喫し、7位に後退した。神戸は元ドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキ(32)が、後半から元日本代表のハーフナー・マイク(30)と初めて同時出場したが、敵地でF東京に敗れて3連敗。首位・鹿島は川崎に1―3で敗れた。3位の横浜Mは鳥栖を1―0で退け、12戦負けなし。

再三の激しい襲撃も実らなかった。スタジアムに近い万博記念公園の「太陽の塔」をデザインした特別ユニホームを着用し、3万5315人の大観衆を集めた一戦。ついにネットを揺らせずG大阪の決定力不足が露呈した。「前半から申し分のない内容だったが、セットプレー2発でやられた。もったいないゲームだった」と長谷川健太監督(51)。0―3で完敗した6月のアウェー戦に続き、またも磐田に完封負けを喫した。

7月29日のC大阪戦こそ3得点で快勝したが、最近6試合で4度目の0封負け。この日はアデミウソンとファン・ウィジョの2トップで好機をつくったが、ゴールが遠い。右膝前十字靱帯(じんたい)断裂で今季絶望となったMF藤本のほか、MF井手口が発熱、DFファビオが右内転筋の違和感、DFオ・ジェソクが累積警告で欠場。主力4人を欠く中、60%近くボールを支配したのは、善戦だったかもしれない。

11日に鹿児島実高時代の恩師・松沢隆司前総監督(享年76)が死去し、MF遠藤は勝利をささげられなかった。それでも「内容は向上している。まだ(首位は)手が届くところ。気持ちを切り替えてやれば大丈夫」と前を向いた。磐田に抜かれて7位に後退したが、首位・鹿島も敗れて勝ち点差は10のまま。正念場の夏となっても12試合を残すチームにまだ悲壮感はなかった。

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