【G大阪】遠藤、鹿実・松沢前総監督は「卒業後は優しい方だった」…11日に76歳で死去

G大阪の元日本代表MF遠藤保仁(37)ら数多くのJリーガーを輩出した名門、鹿児島実高サッカー部の松沢隆司前総監督が11日、多臓器不全のため鹿児島市内の病院で死去した。76歳だった。

1966年に監督に就任。95年度に監督、04年度に総監督として全国高校選手権を制覇。遠藤のほか前園真聖(43)、城彰二(42)、松井大輔(36)ら多くの日本代表選手を育てた。11年に総監督を退任。今年6月に肺炎をこじらせて入院していた。

恩師の訃報に接した遠藤はこの日、G大阪の練習に参加。「高校時代は厳しいだけ。でも、卒業してからはすごく優しい方で、毎試合応援してくれた」と思い出を語った。9日の広島戦で20年連続得点を決めたばかり。「褒められるより怒られることが多かったけど、結果が出た時は喜んでくれる監督だった」と磐田戦(吹田S)での弔い勝利を誓った。

◆伊野波「人間的にも成長」

2001~03年に鹿児島実高で松沢氏の指導を受けた神戸の元日本代表DF伊野波雅彦(31)も恩師の死を悼んだ。「しっかりやれよ、といつも言われていた。人間的にも成長させてもらった」と精神面で鍛えられたと明かした。「高校から直接プロに行けなかったけど、『J2ではなく大学(阪南大)に行った方がいい』と選択を与えてくれて、いい方向に導いてくれた」と故人に感謝した。

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