【J1展望】甲府×G大阪|鮮烈デビューの新助っ人が、甲府の守備網をこじ開けるか

甲府――補強が進んでいるが、今節は現有戦力で臨むか。

J1リーグ 20節
ヴァンフォーレ甲府―ガンバ大阪
8月5日(土)/18:00/山梨中銀スタジアム

ヴァンフォーレ甲府
今季成績(19節終了時点):15位 勝点16 3勝7分9敗 10得点・22失点

【最新チーム事情】
●前節の鹿島戦は0-3の黒星
●6戦連続無得点はJ1ワーストタイ記録
●横浜から高野遼のレンタル加入が決定

【担当記者の視点】
前節、鹿島に0-3で敗戦。これで10戦勝ちなし、J1ワーストタイ記録の6戦連続無得点と、チーム状況は深刻だ。

鹿島戦では5-4-1の布陣を採用。前半は堅固な守備ブロックを形成したが、得点を奪えず。後半は狙いのカウンターが奏功し、チャンスも作ったものの、守備が崩壊して3失点。システム変更でポジティブな面も見られたが、攻守のバランスを保てなかった。

また、横浜から高野の期限付き移籍が決定したが、出場は次節以降か。加えて、元G大阪のFWリンスも獲得が既定路線と噂されている。しかし、今節は現状の戦力で臨むことになるため、攻守のバランスを整えながら、新システムを結実させたい。

G大阪――新戦力のファン・ウィジョが再び「起爆剤」になれるか。

J1リーグ 第20節
ヴァンフォーレ甲府-ガンバ大阪
8月5日(土)/18:00/吹田スタジアム

ガンバ大阪
今季成績(19節終了時):3位 勝点35 10勝5分4敗 34得点・19失点

【最新チーム事情】
●C大阪との“大阪ダービー”を逆転で制す。
●新戦力のファン・ウィジョが“大阪ダービー”で1ゴール。
●怪我から復帰した米倉が、C大阪戦で途中出場。

【担当記者の視点】
C大阪との“大阪ダービー”を逆転で制し、首位と勝点6差の3位へ浮上。それでもチーム内に楽観ムードはない。長谷川監督が「生き残ったというか、状況はあまり変わらないので、次のゲームが非常に大事」と言うように、ここからの3連戦でいかに勝点を稼げるかが重要だ。

今節は10戦未勝利の甲府が相手とはいえ、敵の手堅い守備網をこじ開けるのは決して容易ではない。そこを打開するうえでキーマンになりそうなのは、“大阪ダービー”で1ゴールを決めた新戦力のファン・ウィジョだ。

デビュー戦(C大阪)では、貴重な同点ゴールを奪ったうえに、前線で上手くタメを作りチームにリズムをもたらした。鋭い動きを繰り返し、敵DFの背後を取る動きにも長けているだけに、再び攻撃の「起爆剤」となれるかは見物だ。

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