G大阪が2発16強!後半戦巻き返しへ景気付け/天皇杯

天皇杯全日本選手権第4日(12日、フクダ電子アリーナほか)3回戦が行われ、J1勢はG大阪がJ2の千葉に2-0で勝ち、16強入りした。鹿島もJ2の山形に5-0で快勝し、J2群馬を4-0で退けた前回準優勝の川崎などとともにベスト16にコマを進めた。筑波大(茨城)はJ2の福岡を2-1で破って4回戦に進出。ヴァンラーレ八戸(青森)-名古屋(J2)は雷で中止となった。4回戦は9月20日に実施される。

夏休みを前に嫌な流れを断ち切った。リーグ2連敗中だったG大阪は、苦しみながらも千葉に2-0で勝利。古巣相手となった日本代表MF倉田が、華麗なスルーパスで2点目を演出した。

「連戦で暑さもあったし、相手もいいチームでキツかった。2-0だったけど、ギリギリの試合だった」

前半33分にセットプレーからDFファビオのゴールで先制したものの、内容は五分のまま時間が進む。そんななか、背番号10のパスが勝利を大きく引き寄せた。

後半10分、自陣でボールを受けると、左サイドを駆け上がったDF藤春の足もとに約30メートルのロングスルーパスをピタリ。相手DFを一撃で崩すと、藤春のクロスをMF泉沢がフリーで決めた。「カウンターになれば裏が空くのはわかっていたから、ずっと狙っていた。完璧なボールがいった」と自画自賛した。

リーグでは痛恨の連敗で、優勝争いから一歩後退していた。この天皇杯の後には約2週間半の夏期中断に入り、再開は首位のC大阪戦と大一番(29日、吹田ス)。是が非でも負の流れは断ち切りたかった。長谷川監督は「中断期間でしっかり立て直して、また戦いたいと思います」と胸をなで下ろした。

J2相手に下克上を許さず、順当に16強進出。嫌なムードも一戦で払拭する底力を備えている。

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