【G大阪】倉田、右足クロスで決勝アシスト…遠藤J1通算550試合出場に花添えた

◆明治安田生命J1リーグ 第15節 神戸0―1G大阪(17日・ノエビアスタジアム)

 代表ウィークによる中断を挟み、2週間ぶりに再開した。G大阪は、日本代表MF倉田秋(28)が決勝アシストを決めアウェーで神戸に1―0で勝利。MF遠藤保仁(37)の史上3人目となるJ1通算550試合出場に花を添えた。暫定首位の柏は甲府と0―0に終わり、連勝が8でストップ。暫定2位のC大阪は清水と1―1で引き分け、奪首に失敗した。

 強行軍の中でも結果を出した。0―0の後半25分、G大阪の日本代表MF倉田が左サイドから右足でクロスを上げ、FW長沢の決勝点をアシストした。「GKとDFの間に入れることを意識して蹴った」。7日の親善試合イラク戦と、13日のW杯アジア最終予選イラク戦に途中出場。14日の帰国から中2日で先発し「どっと疲れが出て変な感じ」と後半40分にベンチへ下がるまで、走り回った。

 DF三浦は完封勝ちに導き、MF今野は前半にボランチ、後半にはインサイドハーフを務め守備で貢献。GK東口は前半29分、神戸MF小川のシュートを好セーブした。昨年3月のアフガニスタン戦を最後にA代表で出番がない東口は、帰国後に「心は痛い。毎回出られないと嫌になるし、落ち込んだりもする」と歯がゆい思いを漏らした。それでも「悔しさを試合にぶつけていけるかがプロ」と前を向いていた。

 日本代表勢が当たり前のように仕事をまっとうし、元日本代表MF遠藤のJ1通算550試合出場に勝利で花を添えた。遠藤は「3人しか達成していない中の一人になれたのはうれしい。さらに伸ばしていければ」と、GK楢崎(名古屋)、DF中沢(横浜M)に次ぐ快挙をかみしめた。

 暫定3位のままだが、1試合消化が少ない中で首位・柏との勝ち点差は3。「こういう(内容が良くない)試合で勝ち点3を取れるチームが優勝できる」と倉田。日の丸経験者が中心になって、3年ぶりのVへ突き進む。

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