G大阪・堂安、ロシアW杯抜てきも!まず12月東アジア杯出場へ

【テヘラン13日】サッカーの2018年W杯ロシア大会に向け、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が新戦力の発掘に動いていることが13日、わかった。本番を想定したメンバー編成に着手し、5月にU-20(20歳以下)W杯を戦ったメンバーがリスト入りしたもよう。筆頭はMF堂安律(18)=G大阪=で、12月の東アジア杯(東京)に起用される可能性が浮上した。

 若き侍にも、ロシアへの道は開かれている。最終予選も残り2試合となり、ハリルホジッチ監督はW杯本番を想定したメンバー編成に着手。リストにはU-20世代も入っていることが判明した。

 複数の日本協会関係者は、指揮官が「誰にでもチャンスはある。若くてもいいと思ったら呼ぶ。全員見ているし、リスト入りもある」と世代別代表のゲームもチェックしていることを明かした。

 なかでも注目株はMF堂安だ。5月に韓国でU-20W杯を戦い、16強で敗れたものの4戦3発と出色の働き。同大会前にG大阪を視察し「能力は高く、若くて面白い。ボールを持ったら何かができる」と評価していた。

 ハリル・ジャパンのシステムでは右FW、トップ下で起用できる。指揮官は今回の合宿でブルガリア1部から無名のMF加藤(ベロエ・スタラザゴラ)を初招集するなど、広い視野で新戦力を呼び寄せている。2020年東京五輪世代として注目されているが、お眼鏡にかなえば“飛び級”でA代表に呼ぶことにもためらいはない。

 今夏にも欧州移籍の可能性もあるが、そうならなければ12月に国内組で編成される東アジア杯があり、まずはそこで抜てきされる可能性がある。

 同世代では、すでにJ1で主力として活躍しているDF中山雄太(柏)も候補にあがっているもよう。今回、代表入りしたMF井手口(G大阪)とは同学年だ。過去には2007年のワールドユース(当時)を戦ったDF内田、MF香川が翌年にA代表デビューした例もあり、次代の日本の顔として同じ道を歩んでも不思議はない。

 9月にアジア最終予選が終われば、いよいよハリル・ジャパンは最終ステージ。ロシアを見据えた競争に、若き新星が加わってくる。

リンク元

Share Button