ガンバ大阪、2年連続最下位で散る…奇跡どころか済州に0-2負け/ACL

アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグH組最終戦(9日、韓国・済州ほか)H組のG大阪はアウェーで済州(韓国)に0-2で敗れ、2年連続のグループ最下位での敗退が決まった。4得点以上での勝利が必要だったが、前後半に1点ずつを失うと、最後までゴールを割れなかった。川崎はイースタン(香港)に4-0で完勝し、1次リーグ突破を決めた。

奇跡は起きなかった。それどころか意地の1ゴールも見せられず、G大阪は惨敗。9年ぶりアジア制覇への挑戦は、早々に終わりを告げた。

「リードすれば優位に進められる可能性があった。いいリズムでできていただけに悔しい。甘い部分があるので、それを見直してやっていきたい」

公式戦3戦ぶりに先発したMF遠藤が唇をかんだ。突破のためには4点以上を奪い、3点差以上での勝利が必要不可欠。前半5分には左のMF泉沢のクロスのこぼれ球を拾った遠藤が決定的なシーンを迎えたが、シュートは阻まれた。同15分には遠藤のCKから最後はMF倉田がヘディングでネットを揺らしたが、オフサイドの判定…。流れは韓国Kリーグで現在首位に立つ済州に傾いた。

序盤の決定機を逃し続けると、同29分に最終ラインの裏を取られて失点。後半からFWアデミウソン、そしてDF藤春も投入したがゴールは遠い。前掛かりになって逆襲を浴び、21分に突き放された。

結果的にはアデレード(豪州)が江蘇(中国)に敗れたため、大量得点していれば突破できていた。9回目のACL挑戦にして、2大会連続1次リーグ敗退は初めて。しかも昨年に続き、1次リーグ最下位だった。

アジアでの舞台で力負けし、長谷川監督は「決め切る力が、ACL6戦を通して少し足りなかった。ホームの試合で勝てなかったのは誤算」。屈辱的な結果を受け止め、日本勢で最初にアジアの舞台を去った。

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