G大阪が済州に0-2で敗れ、H組最下位で無念のACL終戦 遠藤「自分たちに甘い部分がある」

敵地で完敗し、奇跡の大逆転での16強進出果たせず…

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節に挑んだガンバ大阪は、9日に敵地で済州ユナイテッド(韓国)と対戦し0-2で敗れグループHの最下位が決定。大会からの敗退が決まった。

この試合でG大阪は、少なくともホームで1-4と敗れた済州戦の当該対戦成績を逆転するスコアが必要とあって、立ち上がりから積極的な姿勢を見せるなど、得点への強い意欲が感じられるゲームになった。

そのなかで前半15分、MF遠藤保仁の右CKをDF三浦玄太が合わせてヘディングシュート。これはGKにセーブされたが、MF倉田秋が押し込んだ。先制ゴールと思われたが、倉田のオフサイドの判定によりゴールは取り消された。極めて疑わしいジャッジだったが、ゴールは認められなかった。さらに2分後にはG大阪が相手ゴール前に攻め込んだ場面で、二度にわたってペナルティーエリア内で相手選手のハンドと思われるようなプレーがあったが、いずれも見逃された。

大量点が必要な展開にカウンターを受けることは覚悟したような攻撃的な姿勢を見せるG大阪だったが、同29分、中盤から最終ライン背後に出されたボールに対し、後方から飛び出してきたDFチョン・ウンに最終ラインを破られると、そのままシュートを決められて先制点を許してしまった。

攻勢を強めるもゴールを奪えず

 後半に入ってからもG大阪は攻撃的な姿勢を継続したが、なかなかゴールが生まれず。同16分には左サイドからのクロスに好調のU-20日本代表MF堂安律がヘディングで合わせたがわずかに枠外。カウンターから決定的なピンチも招いたが、GK東口順昭のファインセーブ連発に救われた。

しかし同21分、何度となくピンチを招いていたカウンターでついに陥落。G大阪のCKから逆襲を受けると左サイドからカットインしてきたMFファン・イルスに右足シュートを決められて0-2となった。これで、残り時間で5点が必要という絶望的な状況に追い込まれた。

その後もG大阪は集中力を失うことなくプレーを続けたが、済州ゴールを割ることはできず。0-2で敗戦し、グループ最下位での敗退が決定した。一方の済州はこの勝利で勝ち点を10に伸ばし、グループ2位での決勝トーナメント進出が決まった。

2年連続最下位での敗退に、フル出場のMF遠藤保仁は「負けてしまったので非常に悔しい。相手の1本のチャンスを前半に決められてリズムを崩してしまった。またこの舞台に戻ってこられるようにリーグ戦を頑張りたい。まだまだ自分たちに甘い部分があるので、それを見つめ直したい」と振り返った。

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