ガンバ大阪、ドローで首位浮上ならず…長谷川監督ら古巣相手に勝ちきれず/J1リーグ第10節

■J1第10節 G大阪 1-1 清水

G大阪:倉田(57分)

清水:チアゴ・アウベス(49分)

明治安田生命J1リーグ第10節が5日に行われ、市立吹田サッカースタジアムではガンバ大阪と清水エスパルスが対戦した。試合は1-1で引き分け、G大阪は首位浮上のチャンスを逃した。一方、清水は連敗を免れたものの、リーグ戦4試合、公式戦6試合未勝利となった。

G大阪は前節の横浜F・マリノスを1-0で制し、リーグ戦2連勝中。前日に行われた試合で鹿島アントラーズが浦和レッズを下したため、G大阪はこの試合に勝てば得失点差で首位に浮上する。一方、清水は前節のベガルタ仙台戦で0-3の大敗。中位に踏みとどまるためにも、連敗は許されない。この試合はG大阪の長谷川健太監督、DF三浦弦太、MF藤本淳吾、FW長沢駿にとって古巣対決となる。また、清水は戦列に復帰したMF竹内涼が今季のリーグ戦初出場となった。

最初のチャンスシーンは清水。25分、左サイドの松原后がアーリー気味にクロスを入れると、中央の鄭大世がボレーで合わせた。しかし、ここは枠の上に外れてしまった。

一方、ホームのG大阪は38分に相手ゴールへ迫る。堂安律がワンタッチでペナルティエリア内左へスルーパスを送ると、抜け出した倉田秋がGKと一対一になりかけたが、ここはGK六反勇治がタイミングのいい飛び出しでシュートを打たせなかった。このままスコアレスでハーフタイムを迎える。

スコアが動いたのは後半の立ち上がりの49分。左サイドを突破した松原が敵陣深い位置で粘ると、こぼれ球を拾った白崎凌兵が左足でクロスを入れる。ファーサイドでフリーになっていたチアゴ・アウベスが左足ボレーを叩き込み、清水が均衡を崩した。

勢いに乗る清水は52分に再びビッグチャンスを迎える。高い位置でボールを奪うと、チアゴ・アウベスがペナルティエリア手前までドリブル。エリア内左でスルーパスを受けた鄭大世が右足シュートを狙ったが、ややバランスを崩したため、GK東口順昭がなんとか体に当てた。さらにセカンドボールをチアゴ・アウベスが拾うと、右足シュートを狙ったが、ここもGK東口が反応してCKに逃れた。

今度はG大阪に決定機。55分、ペナルティエリア手前の堂安が浮き球のパスをエリア内に送ると、長沢がダイレクトボレーで合わせたが、ボールは惜しくも左ポストを直撃。チャンスを生かすことができない。56分、G大阪はここで2枚替え。アデミウソンと藤本を下げ、泉澤仁と遠藤保仁を投入した。直後の57分、倉田が井手口陽介とのワンツーからエリア内に進入し、滑り込みながら右足シュート。これがゴール左に決まり、G大阪が同点に追いついた。

清水は60分に枝村匠馬を下げ、スーパーサブの村田和哉を投入。勝ち越しゴールを狙いに行く。78分には竹内を下げて野津田岳人、82分にはチアゴ・アウベスが負傷交代となり、ミッチェル・デュークがピッチに入った。

しかし、両チームともに最後まで勝ち越しゴールを奪うことはできず、試合は1-1のドローに終わった。

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