G大阪18歳堂安が2戦連発、ACL日本人年少3位

<ACL:G大阪3-3アデレード>◇1次リーグH組◇25日◇吹田ス

ほぼ勝利を手中にしていた後半ロスタイムに悪夢が待っていた。ペナルティーエリアすぐ外で与えた不用意なFKから、ガンバ大阪は同点弾を浴びた。勝利が必要だったアデレード戦に引き分け自力突破が消滅。ACL本大会では昨季からホーム6戦未勝利となるまさかの幕切れに、大ブーイングに包まれた。1次リーグ(L)突破が極めて厳しくなり「勝てなかった責任は私にある」と長谷川監督は声を落とした。

流れは完璧につかんでいた。2トップの一角を務めたU-20(20歳以下)日本代表のMF堂安(どうあん)が公式戦2試合連続ゴール。1点リードの前半13分、右サイド約20メートルの距離から左足でゴール右に突き刺した。18歳10カ月9日でのACL初ゴールは、本大会では日本人3番目の年少得点。「強いシュートを打とうと思った。ニア(サイド)に強く打てるのが自分の特長。イメージ通りのゴール」という堂安を、長谷川監督も「躍動感があるプレーをしてくれた」と褒めた。

だが、前半早々の2点リードも生かせず痛すぎる引き分け。最終節(5月9日)はホームで1-4と完敗した済州とアウェーで対戦する。4点差以上か4点以上取って3点差をつける勝利が必要で、アデレードが引き分け以下でないと突破できないところまで追い詰められた。2年連続1次L敗退の危機だが「もう1勝できるように意地を見せたい」と長谷川監督が言うように、奇跡を信じて勝ち点3を目指すしかない。

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