【J1展望】2ndステージ・1節|G大阪 – 甲府|宇佐美は甲府戦で3試合連続ゴール中。甲府の“宇佐美封じ”がハマるか SOCCER DIGEST Web 7月10日(金)19時0分配信
J1リーグ 2ndステージ・1節
ガンバ大阪 – ヴァンフォーレ甲府
7月11日(土)/19:00/万博記念競技場
ガンバ大阪
1stステージ成績:4位 勝点32 9勝5分3敗 24得点・13失点
【最新チーム事情】
●宇佐美は甲府戦で3試合連続ゴール中と相性が良い。
●兵役関連で韓国に帰国していたDFオ・ジェソクがベンチ入り濃厚。
●清水から新加入のFW長沢はベンチ外の見込み。
●阿部が7月5日に26歳のバースデー。
●対甲府戦は通算5勝1分3敗、21得点・13失点。
【担当記者の視点】
パトリックの周辺で移籍話が浮上しているが、スタメンの顔ぶれは第1ステージと変わらない。エースの宇佐美は甲府戦で3試合連続ゴール中と相性が良く、 第1ステージの最終節・山形戦でも12分間でJ1初ハットトリックと良い感触が残っている。13ゴールで得点ランクトップに立っており、この甲府戦で再び 爆発するか。
巻き返しを図るうえで、2列目の得点増がポイント。現状では2トップが抑え込まれると攻撃の機能性が低下し、攻め手を欠く傾向にある。CBの丹羽も「失 点を減らしながら2列目のゴール数が増えれば理想的」と語っており、守備にも奮闘する2列目の“攻撃意識”に注目したい。
なお、新戦力の長沢はベンチ外となる見込み。一方、韓国に一時帰国していたオ・ジェソクがベンチ入りする予定だ。
ヴァンフォーレ甲府
1stステージ成績:12位 勝点20 6勝2分9敗 12得点・22失点
【最新チーム事情】
●全体練習に合流したFWバレーは、大事を取って今節はベンチスタートに。
●第1ステージ17節・柏戦のプレーを踏まえ、阿部拓と伊東のポジションを入れ替え。最終ラインの裏を突く回数を増やす狙い。
●昨季から直近3試合連続でゴールを決められている宇佐美を警戒。「前を向いて仕掛けられる前に、高い位置で潰したい」(佐久間監督)
●古巣と初対戦となるGK河田は、「(新スタジアムになる前の)万博に間に合って良かった。無失点の時間を長くしてガンバの焦りを誘いたい」と気負いはない。
【担当記者の視点】
第1ステージのラスト6試合を無敗(4勝2分)で駆け抜け、好調を維持したまま後半戦を迎えた。幸い、主力メンバーに怪我やコンディション不良による離 脱者は見当たらず、左内転筋を痛めていたFWバレーも全体練習に合流。ただし、G大阪戦は大事を取ってベンチスタートになる見込みだ。
G大阪との直近3試合の対戦成績(リーグ戦のみ)は1分2敗で、いずれの試合でも宇佐美にゴールを許している。「前を向いて仕掛けられる前に、高い位置で潰したい」(佐久間監督)と相手のエースに警戒心を強めながら、自慢の堅守で最後まで耐え凌げるかがポイントだろう。
また、展開次第では交代カードも鍵となるか。実力的な分の悪さが否めないなかで、堀米、松本らを投入し同点劇を呼び込んだ第1ステージ17節・柏戦のように、佐久間監督の積極采配にも注目したい。