“大阪ダービー”は激闘の末にドロー…ガンバ大阪が倉田の劇的ゴールで追いつく/J1リーグ第7節

■J1第7節 C大阪 2-2 G大阪
C大阪:杉本(71、86分)
G大阪:藤春(57分)、倉田(90+3分)

明治安田生命J1リーグ第7節が16日に行われ、ヤンマースタジアム長居ではセレッソ大阪とガンバ大阪が対戦した。試合は2-2の引き分けに終わった。

3季ぶりに実現した“大阪ダービー”。これまでの対戦成績は公式戦40試合で、G大阪が22勝6分け12敗と大きく勝ち越している。しかし、C大阪は公式戦6試合無敗、リーグ戦3連勝中と絶好調だ。今節もライバルを下してさらに上位陣を追走したい。一方、G大阪は前節のサンフレッチェ広島戦で今季初黒星を喫し、AFCチャンピオンズリーグでも江蘇蘇寧(中国)に0-3の完敗を喫したため、ここで連敗をストップさせたい。なお、G大阪はFWアデミウソンを欠いてこの試合に臨んだ。

試合は序盤からC大阪がペースを握る。1分、杉本健勇から落としのボールをペナルティエリア左で受けた柿谷曜一朗がワントラップからボレーシュートを放ったが、ここは枠の右へ外れてしまった。

なかなかチャンスを作れないG大阪。13分、左サイドの藤春廣輝が右足でクロスを上げると、クリアボールを拾った初瀬亮がダイレクトボレーシュートを狙ったが、C大阪DFが体を張ってゴールを割らせない。

33分、C大阪はロングボールを蹴り込むと、山村和也がフリックして前線へつなぐ。これに反応した柿谷がペナルティエリア内左に進入して右足シュートでゴールを脅かしたが、ここは枠の右上に外れてしまった。続く40分には右サイドの松田陸が上げたクロスに杉本が頭で合わせたが、ここも枠を捉えきれない。このままスコアレスでハーフタイムを迎える。

G大阪は55分に初瀬を下げて堂安律を投入した。すると57分にスコアが動く。前線にロングスローが入ると、長沢駿が頭でフリックして赤崎秀平が胸で落とす。これを受けた倉田秋がペナルティエリア内へパスを送ると、ボールが流れたところを左から走り込んだ藤春が蹴り込み、G大阪が先制に成功した。

リードを許したC大阪は68分に関口訓充を下げて清武弘嗣を投入した。すると71分、左サイドの丸橋祐介からパスを受けた杉本がペナルティエリア内左に進入。相手DFをかわして右足シュートを放つと、これがゴール右に決まり、C大阪が同点に追いついた。さらに74分、左サイドの丸橋からクロスが上がると、杉本がヘディングで合わせたが、ここはGK東口順昭がなんとか反応して得点を許さない。

追いついたC大阪はその後も攻勢を強める。86分、左サイドでボールを持ったソウザがペナルティエリア右横で切り返し、右足クロスを入れると、これに反応したのは再び杉本。ヘディングシュートがゴール右隅に決まり、C大阪が逆転に成功した。

このままC大阪が逃げ切るかと思われた後半アディショナルタイム3分、G大阪はCKの流れから倉田がジャンピングボレーシュートを決め、土壇場で同点に追いついた。これで倉田は、アドリアーノに続いて2人目となる、それぞれのクラブに所属してダービーで得点した選手となった。試合はこのまま2-2で終了した。

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