G大阪・東口順昭「全員が熱くなったらアカン」…大阪ダービーにも特別な感情はなし

明治安田生命J1リーグ第7節が16日に行われ、ヤンマースタジアム長居ではセレッソ大阪とガンバ大阪による「大阪ダービー」が行われる。14日に行われた練習後、G大阪GK東口順昭が、記者団の取材に応じた。

2014年にアルビレックス新潟からG大阪に移籍した東口は、かつてG大阪ジュニアユースに所属していた。そのため、ダービーに特別な思いがあるかと思いきや、「特別的な感情はない。毎試合同じくらい、どこにも負けたくないっていう気持ちがある。もちろん大阪同士の戦いで圧倒的に勝ちたいという気持ちはありますけど、ダービーっていう感じは自分自身ではそんなにないかな」とそっけない。

育成組織出身にしては珍しいのでは?との問いにも、「(ユース出身の選手たちは)結構(意識)してますよね。全員が全員、熱くなっていたらアカンと思うので。僕たちはどしっと構えてやっていきたい」とあくまでもマイペース。その背景には、東口がジュニアユースに所属していた時代は「(G大阪の方が)圧倒的でしたね。その時は意識するまでもなかった」ことも影響しているようだ。

むしろ、東口はチーム状況の差を気にしているようだ。G大阪は、AFCチャンピオンズリーグを含めた公式戦2連敗中。対するC大阪はリーグ戦3連勝中と、波に乗っている。東口は0-3で敗れた江蘇蘇寧戦を振り返り、「最後のところの精度が合わなかっただけ。いい攻撃はしていたので、守備陣が粘れるか」がポイントだと話す。C大阪については「監督が変わって、尹晶煥監督らしいサッカーになった。それにプラスアルファ、技術の高い選手がそろっている」と警戒。「球際の戦い」が重要だと語気を強める。

そして「守りに入ったら絶対あかんと思いますけど、攻撃的に行って、行かれる(カウンター攻撃を受ける)のも違う。1つのミスが命取りになる舞台なので気を付けたい。ただ守るだけじゃないし、攻めるだけでもない」と、繊細な駆け引きが必要になることを強調した。

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