【G大阪】倉田「やりきった感がない」不完全燃焼で今季初黒星

◆明治安田生命J1リーグ 第6節 G大阪0―1広島(7日・市立吹田サッカースタジアム)

G大阪が今季初黒星を喫した。J1ではクラブ初の開幕から6戦無敗の記録がかかっていたが、暫定首位に立つどころか、前節まで17位に低迷していた広島に足をすくわれた。

G大阪にとって、手痛い今季初黒星となった。引き分け以上なら暫定首位だったが、J1でクラブ初の開幕から6戦無敗どころか、リーグ戦では今季初の無得点に終わった。長谷川健太監督(51)は「前半途中から少しトーンダウンした。後半に入ってテンポが上がったが、最後の精度、迫力が足りなかった」と渋い表情を浮かべた。

後半4、5分に広島のGK林にシュートを好セーブされた後、同7分にFW工藤に先制点を許した。後半9分と同36分の決定機も相手守護神に食い止められ、昨季から続いていたホームでのリーグ戦無敗記録も6で止まった。

日本代表MF倉田は「アグレッシブに力を出し切れなかった。『やり切った感』がない。それは(前節の)新潟戦からあった」と、チーム全体の不完全燃焼に首をひねった。今季初めて2試合連続で途中交代したMF遠藤は「アイデア不足。もう少しポジショニングは改善する余地がある」と課題を挙げた。

前節までJ1で開幕から唯一の無敗だったが、チーム状態は決して万全ではなかった。左足小指を骨折した日本代表MF今野泰幸(34)らケガ人が続出し、3月15日のACL・江蘇蘇寧(中国)戦から公式戦4試合連続で先発メンバーが変わっている。「3月のいい時に比べると、若干おとなしめになってきている」。やりくりが難しい中で、指揮官は選手の奮起を期待した。

暫定4位となり、11日は敵地でのACL・江蘇蘇寧戦、16日はC大阪との大阪ダービー(ヤンマー)が控える。G大阪が序盤の山場を迎える。

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